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文献
J-GLOBAL ID:201002230162543804   整理番号:10A1613565

材料の明日を拓く表面・界面の制御・評価技術 第一原理計算による粒界脆化メカニズムの解明

著者 (1件):
資料名:
巻: 15  号: 12  ページ: 755-761  発行年: 2010年12月01日 
JST資料番号: L2666A  ISSN: 1341-688X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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計算機の演算能力の向上と計算手法の進歩を背景に,2000年前後から粒界などの格子欠陥に対する精密な第一原理計算が金属においても可能になってきた。本稿では,粒界脆化の原子・電子論的メカニズムの解明において,第一原理計算が果たしてきた役割と筆者の第一原理計算による粒界脆化研究の概略を述べた。粒界脆化で重要な役割を果たす粒界凝集エネルギーを含め脆性破壊の破壊力学について,1)粒界凝集エネルギーと局所破壊応力,延性脆性遷移温度の関係,2)粒界凝集エネルギーと溶質元素の粒界・表面偏析エネルギーとの関係について,理論的に説明した。第一原理計算による粒界脆化のモデリングとしてウィーン大学で開発されたコード(VASP)を計算コードに用いた第一原理計算法と粒界偏析と脆化のモデリング,並びに,高純度鉄を用いたFe-B,C,P,S系についての計算結果を示した。B,C,P,S各元素のFeのΣ3(111)粒界に対する偏析エネルギーについての計算から,これらの元素は非常に粒界偏析しやすいことが分かる。1980年代の粒界脆化の理論的シナリオが計算機と計算コードの進歩により最近になって計算が可能となってきた。今後は,第一原理計算に基づきつつ,分子動力学法やマクロなモデル計算を活用したマルチスケールモデリングの開発と検証の基礎的な実験が必要である。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
金属材料  ,  金属の格子欠陥 

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