抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿では,映像通信を用いる初心者ユーザへの遠隔サポートにおいて,プライバシーの問題を解決し,なおかつ,映像を用いるメリットを損なわない,線画映像によるビジュアルサポートシステムを提案する。このシステムでは,入力された映像をモノクロの線画に変換することによって背景映像によるプライバシー問題を回避する。本方式を実現するプロトタイプシステムを開発し有効性評価を行った結果,線画映像を用いることによって,映像を用いる遠隔サポートで問題となるプライバシーやセキュリティに関するユーザの不安は大きく軽減されることが明らかとなった。更に,原映像を用いた場合と線画映像を用いた場合について,作業完了時間という観点でパフォーマンスを比較した結果,両者間に大きな差はなく,線画映像を用いる遠隔サポートは原映像を用いる場合と比べて大きく劣らない作業パフォーマンスを維持できることが判明した。(著者抄録)