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J-GLOBAL ID：201002230240191197   整理番号：10A1148074

交通社会資本評価における環境アセットマネジメント手法の提案:LRT整備プロジェクトへの適用

Proposal of Environmental Assets Management Method in Assessment of Infrastructure Provisions: Application to Light Rail Transit Development

著者 (2件)： 柴原尚希 (名古屋大 大学院環境学研究科) ,  加藤博和 (名古屋大 大学院環境学研究科)
資料名： 日本LCA学会誌  (Journal of Life Cycle Assessment, Japan)
巻： 6  号： 4  ページ： 303-309  発行年： 2010年10月25日 
JST資料番号： L6922A  ISSN： 1880-2761  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 一般の工業製品と比べてライフタイムが長い交通社会資本整備は,時間的・空間的境界が不確定になる。本稿では事例研究としてLight Rail Transit(LRT)を対象に,環境イールドレート指標(EYR)を用いた時間的分散投資の評価手法を検討し,ライフサイクル分析(LCA)と比較した。EYR法では環境アセットマネジメント手法を用い,将来の不確実性も考慮した。その結果,LCA法ではライフタイムの設定や将来の技術革新などによる割引率の導入が困難である一方,EYR法は投資に伴う環境負荷削減量が利率として算出されるので,投資の規定に関わらず効率性の観点からの比較が可能であることがわかった。しかし,EYR法ではライフサイクル環境負荷量が不明になる。

シソーラス用語： *インフラストラクチャー ,  ライトレールシステム ,  *分析 ,  *管理 ,  公共投資 ,  費用効果分析 ,  排出量 ,  キャッシュフロー ,  負荷 ,  戦略 ,  電車 ,  管理システム
準シソーラス用語： *アセットマネジメント ,  ライトレール用車両 ,  *ライフサイクル分析 ,  ライフサイクル二酸化炭素 ,  環境負荷量 ,  *社会資本 ,  投資戦略

分類 (3件)： 環境問題  (SA01020V) ,  生産関連一般  (RA01091K) ,  鉄道輸送・サービス一般  (TC01010R)

引用文献 (14件)：

• 井村秀文 (2009): 環境問題をシステム的に考える--氾濫する情報に踊らされないために, 株式会社化学同人, 京都, 246
• 加藤博和 (2001): IATSS Review, 26(3), 55-62
• 加藤博和, 柴原尚希 (2006): 土木計画学研究・講演集 Vol.33, 仙台, CD-ROM, 34
• 渡辺由紀子, 長田基広, 加藤博和 (2006): 日本LCA学会誌, 2(3), 246-254
• 稲葉敦, 近藤康彦, 小林光雄, 喜多浩之, 高橋伸英, 野田優, 松本真太郎, 森田英基, 小宮山宏 (1995): エネルギー・資源, 16(5), 72-77

タイトルに関連する用語 (10件)： 交通 ,  社会資本 ,  評価 ,  環境 ,  アセットマネジメント ,  手法 ,  提案 ,  LRT ,  整備 ,  プロジェクト