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J-GLOBAL ID:201002230243679786   整理番号:10A1118578

活動銀河核における重いブラックホール連星の質量関数

Mass Function of Binary Massive Black Holes in Active Galactic Nuclei
著者 (3件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 1351-1360  発行年: 2010年10月25日 
JST資料番号: G0279A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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活動銀河核(AGN)の活動が主に大銀河衝突により誘起されるならば,AGNの大部分はその中心に重いブラックホール(BH)連星を隠していなければならない。本稿では,重いBHとそれらの母銀河の共進化の枠組みでの重い周連星円盤と相互作用する重いBH連星の進化理論と観測されたAGN-BH質量関数に基づいて,近傍AGNにおける重いBH連星の質量関数を調べた。周連星円盤は定常軸対称薄肉自己秩序自己重力的であるが,典型的にEddington降着率の1/10の固定比率を持つ非分裂であることを仮定した。等質量BHに対して軌道の減衰の時間スケールを推定し,BH質量,軌道長半径,及び粘性パラメータには依存しないが,BH質量比,Eddington比,及び質量-エネルギー転換効率に依存する約108年を得た。この値は,任意の重いBH連星に対して連星-円盤相互作用もとでのHubble時間内の衝突合体を可能にする。すべての近傍AGNの等質量比の場合の(1.5%±0.6%)と1対10質量比の場合の(1.3%±0.5%)は,それらの中心で10年より小さい軌道周期の重い近接BH連星を持つことが分かった。これらは全天X線監視装置(MAXI)及び/またはSwift衛星搭載バースト検知望遠鏡(Burst Alert Telescope)などの進行中の高感度X線モニタで検出可能である。ずべての重いBH連星が等質量比を持つことを仮定した場合,106.5~7M(太陽)のBH質量を持つAGNの約10%は近接連星を持ち,従って,それらを検出する最高の機会を提供する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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恒星  ,  星雲 
引用文献 (55件):
  • Armitage, P. J.,& Natarajan, P. 2002, ApJ, 567, L9
  • Armitage, P. J.,& Natarajan, P. 2005, ApJ, 634, 921
  • Artymowicz, P.,& Lubow, S. H.1994, ApJ, 421, 651
  • Begelman, M. C., Blandford, R. D.,& Rees, M. J.1980, Nature, 287, 307
  • Berentzen, I., Preto, M., Berczik, P., Merritt, D.,& Spurzem, R, 2009, ApJ, 695, 455
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タイトルに関連する用語 (3件):
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