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J-GLOBAL ID：201002230279976876   整理番号：10A0951268

超高速液体クロマトグラフィー/エレクトロスプレイイオン化タンデム質量分析による生物体液中のN^G,N^G-ジメチル-L-アルギニンあるいはアシメトリックジメチルアルギニンと関連経路の代謝体の同時定量分析

Simultaneous quantitative determination of N^G,N^G-dimethyl-l-arginine or asymmetric dimethylarginine and related pathway’s metabolites in biological fluids by ultrahigh-performance liquid chromatography/electrospray ionization-tandem mass spectrometry

著者 (6件)： DI GANGI Iole Maria (Dep. of Pediatrics Salus Pueri, Univ. of Padua, Via Giustiniani, 3 I-35128 Padua, Veneto, ITA) ,  CHIANDETTI Lino (Dep. of Pediatrics Salus Pueri, Univ. of Padua, Via Giustiniani, 3 I-35128 Padua, Veneto, ITA) ,  GUCCIARDI Antonina (Dep. of Pediatrics Salus Pueri, Univ. of Padua, Via Giustiniani, 3 I-35128 Padua, Veneto, ITA) ,  MORET Vittoria (Dep. of Pediatrics Salus Pueri, Univ. of Padua, Via Giustiniani, 3 I-35128 Padua, Veneto, ITA) ,  NATURALE Mauro (Dep. of Pediatrics Salus Pueri, Univ. of Padua, Via Giustiniani, 3 I-35128 Padua, Veneto, ITA) ,  GIORDANO Giuseppe (Dep. of Pediatrics Salus Pueri, Univ. of Padua, Via Giustiniani, 3 I-35128 Padua, Veneto, ITA)
資料名： Analytica Chimica Acta  (Analytica Chimica Acta)
巻： 677  号： 2  ページ： 140-148  発行年： 2010年09月16日 
JST資料番号： A0394A  ISSN： 0003-2670  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 内因性の一酸化窒素(NO)生成抑制剤であるアシメトリックジメチルアルギニン(ADMA)は慢性腎不全および心臓血管病におけるNO関連の内皮機能不全のバイオマーカーとして有望視されている。基礎および臨床研究における,この代謝体の基本的役割への興味から,生物システム,とくに血しょう,血清および尿中のADMAとジメチルアルギニンの様々な定量分析法が開発されている。この研究の目的は,アルギニン,ADMA,SDMA,NMMA,ホモアルギニン,シトルリンの同時検出と定量のための簡易で,迅速,正確なUPLC-タンデム-MSベースの方法を提供することである。本方法はわずか10μlのヒト血漿,血清,尿の試料の分析を目的に設計する。分析時間は,ポジティブモードタンデム質量分析定量において,エレクトロスプレイイオン化(ESI)と超高速液体クロマトグラフィーを組み合せることによって,1.9分に短縮される。本方法は血漿,血清,尿において実証された。全てのマトリックス中の検量線の相関係数(r²)は0.9810から0.9993の間である。試料間および試料内精度,確度,回復度,キャリーオーバーは実証(実験)により証明された。LOD(検出限界)は水,血漿,血清中のの全ての化合物について0.05μMであり,尿中では0.1μMであった。LOQ(定量限界)は水,血漿,血清中のADMA,SDMA,NMMA,H-Argについて0.05μM,ArgとCitについては0.5μMである。一方,尿中では,ADMA,SDMA,NMMA,H-Argについては0.1μMで,Arg,Citは0.5μMであった。精度はCV%で表して1から15%であり,確度(バイアス%)はNMMAを除いて(-10%),全ての添加濃度に対して<±7%であった。健康な成人および新生児について測定したADMA平均血漿レベルは報告されている文献値と一致した:それぞれ0.56±0.10μMと0.84±0.21μM(M±SD)で,血漿中のADMAは年齢によって減少することを示している。セラム中での我々のデータはこれに近いが,新生児の尿ADMAは11.98±7.13μmolmmol^-1クレアチンであった。本方法は正確で,精度がよい。操作の迅速性,高い試料処理能力,必要試料が少量などから,本方法は臨床でのルーティンな分析に大変向いている。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 高速液体クロマトグラフィー ,  *エレクトロスプレイイオン化質量分析 ,  *タンデム質量分析 ,  *体液 ,  *HPLC-MS分析 ,  血清 ,  尿 ,  血漿 ,  *代謝産物 ,  *同時定量 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  第一アミン ,  ウレア化合物
準シソーラス用語： 超高速液体クロマトグラフィー

分類 (2件)： 有機化合物の各種分析  (CC08034J) ,  生物薬剤学(基礎)  (GY01021U)

物質索引 (5件)： N,N′-ジメチル-L-アルギニン ,  NMMA ,  アシメトリックジメチルアルギニン ,  シトルリン ,  ホモアルギニン

タイトルに関連する用語 (10件)： 高速液体クロマトグラフィー ,  エレクトロスプレイイオン化タンデム質量分析 ,  生物体 ,  液中 ,  ジメチル ,  アルギニン ,  アシメトリックジメチルアルギニン ,  経路 ,  代謝 ,  同時定量分析