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J-GLOBAL ID:201002230366906574   整理番号:10A0120467

Pb安定同位体を用いて検討した北西太平洋における沈降粒状物質における人為起源Pb

Anthropogenic Pb in Settling Particulate Matter in the Northwestern Pacific Examined Using Stable Isotopes of Pb
著者 (4件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 117-132  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: G0159B  ISSN: 0916-8370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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北西太平洋のKNOT地点(44°N,155°E)で,2005年3月~2007年4月の2年間に,セジメントトラップ観測によって深度770mと5100mから採取した沈降粒子のPb濃度とPb同位体組成を調べた。Pbの供給源を決めるために,人為起源Pbの取り込みが期待される浸出液を用いた化学浸出法により試料を2分画に分けた。Pb同位体組成とPb・Sc・Mn・La・Yb・Th濃度を,四重極ICP-MSで測定した。沈降粒子の浸出Pbの同位体比は,207Pb/206Pbが0.860±0.001,208Pb/206Pbが2.116±0.002(信頼域は平均±95%)で,石炭燃焼による汚染に大きな影響を受ける中国のエアゾールのそれらと類似する。沈降粒子のPbへの人為起源Pb供給源からの平均貢献度を,Pb同位体について通常の二成分(人為起源Pbと天然Pb)混合等式を用い,上部トラップが90%,下部トラップが78%と推定した。さらに,Pb同位体比と浸出Pb濃度に規格化した浸出Mn濃度の間で有意な負の相関を見つけた。マンガン酸化物が海洋の上層からより深層へのPb輸送に重要な役割を果たしていることを示唆する。結果は,北西太平洋において,PbがMn酸化物によってスキャベンジングされている可能性を示した既存研究の推測を支持する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
海洋汚濁  ,  水圏・生物圏の地球化学 

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