親油性抗酸化物質のチロゾールおよびヒドロキシチロソール脂肪酸エステル類の界面活性特性:水中油滴型乳剤中の抗酸化活性の非線形仮説に対する潜在的説明

LUCAS Ricardo; COMELLES Francisco; ALCANTARA David; MALDONADO Olivia S.; CURCUROZE Melanie; PARRA Jose L.; MORALES Juan C.

文献

J-GLOBAL ID：201002230385285157 整理番号：10A0782466

親油性抗酸化物質のチロゾールおよびヒドロキシチロソール脂肪酸エステル類の界面活性特性:水中油滴型乳剤中の抗酸化活性の非線形仮説に対する潜在的説明

Surface-Active Properties of Lipophilic Antioxidants Tyrosol and Hydroxytyrosol Fatty Acid Esters: A Potential Explanation for the Nonlinear Hypothesis of the Antioxidant Activity in Oil-in-Water Emulsions

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資料名：
巻： 58 号： 13 ページ： 8021-8026 発行年： 2010年07月14日
JST資料番号： C0251A ISSN： 0021-8561 CODEN： JAFCAU 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

脂質酸化の問題は現在でも化粧品業界および食品業界で問題になっている。これは特に脂質系基質が酸化しやすい魚油のような不飽和脂肪酸または多価不飽和脂肪酸から構成されている場合に支障が多い。酸化剤は数年の間,食物酸化を制御するために使用されている。ここでは,一連のチロソールおよびヒドロキシチロソール脂肪酸エステル類を調製して,水中での界面活性特性を検討した。また,C2からC18までの種々の鎖長の脂肪酸を親水性親油性バランス(HLB)の多様性を得るための,また鎖長と界面活性効果の傾向を試験するための新誘導体の合成に使用した。同時に,この研究ではフェノール類を非イオン界面活性剤の極性頭部基として評価して,フェノールとジオルソフェノールの構造を比較した。さらに,水中での臨界ミセル濃度および界面張力について分析して検討した。実験の結果,チロソールおよびヒドロキシチロソール脂肪酸エステル類のような強力な抗酸化剤はHLBが約8-11の特別な場合に関連性のある界面活性剤であった。チロソール同族よりも抗酸化効果のあるヒドロキシチロソール脂肪酸エステル類は優れた界面活性特性を有していた。筆者等の魚の水中油滴型乳濁液における抗酸化活性に関する前回の結果に対するヒドロキシチロソール脂肪酸エステル類の界面活性効果に関する結論によりこの物理化学パラメーターにより示されるこれらの化合物類の内因性界面活性特性を述べることが可能になった。この結果より,食品,薬品およびパーソナルケア産業における界面活性剤-抗酸化剤の新規応用が始まったと筆者は結論した。

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食品添加剤 , 食品の品質

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