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J-GLOBAL ID:201002230533692980   整理番号:10A0909666

1-デオキシノジリマイシンはマトリックスメタロプロテイナーゼ-2および-9の活性と発現を低下させ細胞表面のグリコシル化を変更することによってB16F10メラノーマ細胞の転移を阻害している

1-Deoxynojirimycin Inhibits Metastasis of B16F10 Melanoma Cells by Attenuating the Activity and Expression of Matrix Metalloproteinases-2 and -9 and Altering Cell Surface Glycosylation
著者 (4件):
資料名:
巻: 58  号: 16  ページ: 8988-8993  発行年: 2010年08月25日 
JST資料番号: C0251A  ISSN: 0021-8561  CODEN: JAFCAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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癌の研究においてその転移は最も関心が持たれており,クワに豊富なイミノ糖である1-デオキシノジリマイシン(1-DNJ)は抗転移力のあることが知られている。B16F10メラノーマ細胞における1-DNJの抗転移機構を調べた。1-DNJは侵入,移動および細胞マトリックス付着を有意に阻害し,マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)-2/9およびそのmRNAの発現を低下させたが,対照的にメタロプロテイナーゼの組織阻害剤(TIMP)-2のmRNAの発現を高めた。さらに,1-DNJはB16F10メラノーマ細胞表面における異常なグリコシル化とシアリル化を有意に低下したが,α-マンノースのレベルを増加した。このように,B16F10メラノーマ細胞に対する1-DNJの抗転移効果は,MMP-2/9の活性/発現の低下,TIMP-2のmRNAの発現の促進,および細胞表面結合モチフの変更と関係しており,1-DNJがシスプラチンのような抗転移薬のアジュバントとして有用である可能性を示した。
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分類 (3件):
分類
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酵素生理  ,  遺伝子発現  ,  抗腫よう抗生物質の基礎研究 
物質索引 (1件):
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