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J-GLOBAL ID：201002230636127106   整理番号：10A0578696

フリーハンド描画による直感的インタフェースシステムの提案と構築

著者 (2件)： 藤本貴之 (東洋大 総合情報) ,  鈴木文子 (クールサイト・エス・アイ)
資料名： コンピュータ&エデュケーション  (CIEC会誌)
巻： 28  ページ： 53-56  発行年： 2010年06月01日 
JST資料番号： L4090A  ISSN： 2186-2168  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： タッチパネル型ディスプレイは図書館や書店,飲食店などで広く普及しているが,利便性を高めた結果として汎用的なコンピュータ操作に利用できない。本論文では,タッチディスプレイを用いて状況や機能が限定されない一般的なコンピュータ操作を実現するために,フリーハンド描画による直観的インタフェイスシステムを提案した。本システムではコンピュータがコマンドレベルで可能な命令をフリーハンド描画の記号に関連付けておき,方向コードを用いたパターンマッチングによって認識された記号に割り当てられたコンピュータ動作を実行する。記号とコンピュータ動作の関連付けは専用の登録ウィンドウでユーザ自身が行え,マウスとの併存併用によって熟練ユーザでもより直観的で高いパフォーマンスを実現できる。実際に,1)インターネットブラウザの起動,2)ワープロソフトの起動,3)表計算ソフトの起動,4)テキストエディタの起動,5)ペイントソフトの起動,6)アイコンの削除といった操作を登録し,被験者実験を行ったところ肯定的な評価の割合がコンセプトへの興味・関心で90%,現実性で90%以上,実際の操作性で77%,将来性で83%となった。

シソーラス用語： *レンダリング ,  *ユーザインタフェイス ,  パネル ,  入力装置 ,  *パターンマッチング ,  マウス【計算機】 ,  タスクパフォーマンス ,  実験 ,  操縦性
準シソーラス用語： タッチパネル ,  *フリーハンド描画 ,  操作性 ,  *直感的インタフェイス ,  被験者実験

分類 (3件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  人間機械系  (IB03000G) ,  パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (7件)：

• 加瀬一朗, 平野光徳,“マウスの次!?”触れる, 動かす, 知覚コするユーザインタフェース1新しいユ--ザインタフェースの形, タンジブル/アンビエント“, 電子情報通信学会誌、90(10), pp. 901-905,2007.10.
• 藤枝知行, 森博志, 白鳥和人, 星野准一,“マルチセンサ方式によるトランポリンインタフェース”, 情報処理学会研究報告. EC, エンタテインメントコンピューティング, 2008(129), pp. 1-6,2008.12.
• 渡邉昌志, 藤本貴之,“SF映画の世界観の再現による拡張現実感を用いたインターフェース”, 情報処理学会研究報告, 情報システムと社会環境研究会,2010.3.
• 棟方渚, 小松孝徳, 松原仁,“ユーザの愛着を促すインタフェース”あるくま““, 情報処理学会研究報告. EC, エンタテインメントコンピューティング, 2008(62), pp. 15-20,2008.6.
• 水上明, 伊藤毅志,“視線を用いた新しいエンターテインメント”, 情報処理学会研究報告. EC, エンタテインメントコンピューティング, 2008(26), pp. 23-28,2008.3.

タイトルに関連する用語 (4件)： 描画 ,  直感的インタフェース ,  提案 ,  構築