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J-GLOBAL ID:201002230702605375   整理番号:10A1533256

量子ビームを用いる材料中の残留応力や格子ひずみの評価 回折法による岩石中の残留応力・ひずみ評価

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巻: 80  号: 12  ページ: 1023-1029  発行年: 2010年12月01日 
JST資料番号: F0157A  ISSN: 0368-6337  CODEN: KNZKA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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金属材料の応力解析の手法として広く利用されている回折応力測定法は岩石への適用も行なわれている。本稿では,その動向について記した。初めに,適用の歴史を示し,初期においては岩石中の残留応力が地殻応力を反映するであろうとして解析が行なわれた。その後,中性子線を用いる技術が利用され,微小残留応力の検出が可能となった。近年では,岩石の力学的挙動の評価に利用されている。次に,鉱物脈の残留応力・歪測定について紹介した。鉱物脈中の残留応力は岩盤に亀裂を発生させるような巨視的な地殻応力場を反映しているものとして,その解析が期待されている。埼玉県長瀞町の荒川沿いに露出する鉱物脈に対する測定の事例を示した。
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