抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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健康維持増進住宅コンペで優秀賞に選ばれた作品である。都心によくある中古マンションの一室を生活行為に広がりのある空間へとリノベーションした。一日の行動が睡眠に大きな影響を及ぼすという視点から,睡眠環境を生活要素全体から捉え直し,睡眠から出勤までの生活行為を基とし付随する生活機能や空間を再配列する。場によって深度に変化をもたせた身体性の高い低反発ウレタン素材で床を構成し伸縮性ある行為と空間を導く。柔らかな床で生活リズムと生体リズムを同調させ健康へと導く住空間を提案する。対象は共働きの夫婦二人暮らしでくらし方の状況を示す。低反発な床は空間を構成する装置に付随して床高及び深度を変化させ様々な行為を誘発する。音環境計画・入眠と視覚動線・空気環境計画・照明計画を示す。