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J-GLOBAL ID：201002231007523887   整理番号：10A0795847

進化する高分子製造プロセス“マイクロリアクター”マイクロリアクターを用いた開環重合の制御

著者 (2件)： 宮崎真佐也 (産業技術総合研 生産計測技術研究セ) ,  前田英明 (産業技術総合研 生産計測技術研究セ)
資料名： 高分子  (Polymers)
巻： 59  号： 8  ページ： 589-590  発行年： 2010年08月01日 
JST資料番号： F0168A  ISSN： 0454-1138  CODEN： KOBUA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マイクロ空間を用いた生体高分子の合成技術のモデルとして,マイクロ流体システムを用いたアミノ酸N-カルボキシ無水物(NCA)の開環重合によるアミノ酸ポリマーの合成を検討した。反応部でのモノマー溶液と開始剤溶液との混合が迅速に行える多層流型マイクロミキサーを用いて,グルタミン酸,リジン,アラニンなどのNCAより得たアミノ酸ポリマーを得た。その平均分子量は,溶液の流速に依存し,高流速であるほど低分子量となった。またそれは,フラスコでの通常の重合法で得たアミノ酸ポリマーの平均分子量と比較し,狭くなることが判った。これらの結果より,マイクロリアクターが開環重合反応の有用な方法となることが示唆された。

シソーラス用語： *マイクロリアクタ ,  *開環重合 ,  反応制御 ,  *分子量分布 ,  混合 ,  混合装置 ,  *ポリアミノ酸 ,  カルボン酸無水物 ,  アミノ酸 ,  ラクタム ,  ポリリジン
準シソーラス用語： アミノ酸誘導体 ,  マイクロミキサ ,  マイクロ流体システム ,  製造プロセス ,  流速依存性

分類 (2件)： 重縮合  (CG04050Z) ,  ペプチド  (CF10080G)

引用文献 (7件)：

• MIYAZAKI, M. Micro and Nanosystem. 2009, 1, 193
• HONDA, T. Lab Chip. 2005, 5, 812
• MIYAZAKI, M. Chem. Eng. Technol. 2007, 30, 300
• NGUYEN, N. T. J. Micromech. Microeng. 2005, 15, R1
• YAMAGUCHI, Y. J. Chem. Eng. Jpn. 2004, 37, 1265

タイトルに関連する用語 (5件)： 進化 ,  高分子 ,  製造プロセス ,  マイクロリアクター ,  開環重合