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J-GLOBAL ID:201002231080531286   整理番号:10A0061186

炭化水素の分解における藍藻類と好気的な従属栄養細菌の相互作用

Interaction between cyanobacteria and aerobic heterotrophic bacteria in the degradation of hydrocarbons
著者 (1件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 58-64  発行年: 2010年01月 
JST資料番号: E0518A  ISSN: 0964-8305  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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原油中に4種の従属栄養細菌株を単離してこれらが油で汚染された微生物マットにおける藍藻類の成長を支持するかどうか,及び藍藻類からの滲出物がそれらの分解活性を助長するかを検討した。単離した株は発生学的にMarinobacter,Pseudomonas及びSphingomonas属からの既知の油分解性種に関連したものである。3種の株(GM41,GM61及びGM63)はC5~C18アルカン中では良く成長したが,7個の試験した芳香族では成長しなかった。一方,1個の株(GM42)はフェナントレン及びペンタン上で最も良く成長した。株は全て藍藻類の光合成及び発酵からの滲出物を代謝する能力を示した。共培養実験では,Pseudomonasに関連したGM41株を同一マット上に見出された藍藻Synechocystis PCC6803に添加したところ,藍藻類のバイオマス量が8倍に増加した。この成長は培地にヘキサデカンを添加した場合により顕著になった。藍藻類からの代表的な滲出物をフェナントレン分解性のGM42株に添加したところ,種々の結果が得られた。アセテート,ピルビン酸エステル及びグルコースはフェナントレンの分解を促進したが,アラニンとブタノールは何らの効果を示さなかった。これらから,好気的な従属栄養細菌と藍藻類のコンソーシアムは油汚染サイトのバイオレメディエーションに極めて効果的であり,高価な有機及び無機肥料の使用を回避することが可能である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
環境汚染一般  ,  微生物の生態  ,  微生物生理一般  ,  代謝と栄養  ,  下水,廃水の生物学的処理 

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