文献

J-GLOBAL ID：201002231185528353   整理番号：10A0522891

塩基性ヒ酸銅鉱物の熱分析及び高温Raman分光法

Thermal analysis and Hot-stage Raman spectroscopy of the basic copper arsenate mineral: Euchroite

著者 (2件)： FROST Ray L. (Queensland Univ. Technol., QLD, AUS) ,  BAHFENNE Silmarilly (Queensland Univ. Technol., QLD, AUS)
資料名： Journal of Thermal Analysis and Calorimetry  (Journal of Thermal Analysis and Calorimetry)
巻： 100  号： 1  ページ： 89-94  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： H0095C  ISSN： 1388-6150  CODEN： JTHEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒ酸塩鉱物(euchroite)の熱安定性を高温Raman分光法(HSRS)によって評価し,熱処理に伴う鉱物の分子構造変化を決定した。euchroiteの熱重量分析では100~105及び185~205°Cにおいて脱水及び脱ヒドロキシル化に対応する2段階の質量損失が見られた。euchroite(Cu₂(AsO₄)(OH)・3H₂O)→オリーブ銅鉱→strashimirite→arhbariteの可能な平衡関係はpH,結晶化温度及び相対的な酸化還元電位に依存した。euchroiteのHSRSは125~175°Cにおいて分解を示した。275°Cに加熱したeuchroiteのRamanスペクトルでは明確なスペクトルシフトが観測された。それ以上の加熱温度ではヒ酸塩の昇華に伴うRaman強度の低下が見られた。HSRSは鉱物の入手が量的に制約される場合に有用であった。

シソーラス用語： *砒酸塩鉱物 ,  *銅化合物 ,  *熱分解 ,  Ramanスペクトル ,  脱水 ,  熱重量分析 ,  昇華 ,  熱安定性 ,  鉱物分析

分類 (1件)： 鉱物・岩石・鉱石の各種分析  (CC08090H)

タイトルに関連する用語 (5件)： 塩基性 ,  ヒ酸 ,  銅鉱 ,  熱分析 ,  Raman分光法