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J-GLOBAL ID：201002231199971160   整理番号：10A0686708

起振機加振試験による非接触型センサを利用した実建物の層間変位計測

MEASUREMENT OF RELATIVE STORY DISPLACEMENTS BY NONCONTACT-TYPE SENSORS ON FORCED VIBRATION TEST OF AN ACTUAL BUILDING

著者 (7件)： 畑田朋彦 (鹿島建設 技研) ,  高橋元一 (鹿島建設 技研) ,  鈴木康嗣 (鹿島建設 技研) ,  松谷巌 (早稲田大 基幹理工) ,  金川清 (早稲田大 ナノテクノロジー研) ,  仁田佳宏 (足利工大) ,  西谷章 (早稲田大 理工学術院)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 653  ページ： 1257-1264  発行年： 2010年07月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地震時の建物の層間変位の計測のために光位置検出素子(Position Sensitive Detector)を用いたPSDセンサとフォトトランジスタ(PhotoTransistor)アレイを用いたPTrセンサの変位計測装置を開発し,実建物の起振機加振試験において層間変位センサにより計測されたデータをもとにして,層間変位計測システムの基本特性と適用性について報告する。変位計測結果から,建物第1層の層間変位センサによる計測結果は速度センサによる計測結果と一致した。また,建物第1層において,光源と受光部を上部下部で入れ換えて設置したセンサを組み合せることで,2階梁の局部変形によって生じた変位を定量的に把握することができた。損傷を模擬した試験では,層間の応答の変化を精度よく検出することができ,特に残留変位は,速度センサでは検出できなかったが,変位センサでは検出することができた。

シソーラス用語： 起振機 ,  *振動試験 ,  *非接触測定 ,  回転角 ,  *水平変位 ,  多層構造 ,  故障診断 ,  建築物 ,  *光検出器 ,  フォトトランジスタ ,  スラブ ,  梁 ,  筋違付き骨組 ,  速度計 ,  地震荷重 ,  時系列分析 ,  測定データ ,  制振構造 ,  *層間変位 ,  ヘルスモニタリング
準シソーラス用語： *PSD【計測】 ,  PTr

分類 (2件)： 構造設計一般  (RA04010E) ,  建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

引用文献 (21件)：

• 1) Takahashi, M. et al.: Proposal for Real-time Disaster Mitigation System with Structural Control Systems, Proceedings of the Structural Health Monitoring and Intelligent Infrastructure, Vol.2, pp.953-961, 2003.11
• 2) Takahashi, M. et al.: Actual Application of Real-time Disaster Mitigation System to High-rise Building, Proceedings of the Structural Health Monitoring and Intelligent Infrastructure, Paper No.128, 2007.11
• 3) 圓幸史朗 ほか3名:スマートセンサと無線ネットワークを用いた構造ヘルスモニタリングシステムの開発,日本地震工学会論文集,第7巻,第6号,pp.17-30,2007
• 4) 三田彰:センサネットワークを活用した都市・建築の健全性診断システム,計測と制御,Vol.46,No.8,pp.612-617,2007.8
• 5) コンクリート構造物のヘルスモニタリング研究小委員会:コンクリート構造物の構造ヘルスモニタリング(SHM)の研究動向と設計手法,土木学会論文集,No.795,pp.1-16,2005.8

タイトルに関連する用語 (6件)： 起振機 ,  加振試験 ,  非接触型センサ ,  建物 ,  層間変位 ,  計測