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J-GLOBAL ID：201002231271021580   整理番号：10A0169499

高電力効率量子カスケードレーザー

Highly power-efficient quantum cascade lasers

著者 (9件)： LIU Peter Q. (Princeton Univ., New Jersey, USA) ,  HOFFMAN Anthony J. (Princeton Univ., New Jersey, USA) ,  ESCARRA Matthew D. (Princeton Univ., New Jersey, USA) ,  FRANZ Kale J. (Princeton Univ., New Jersey, USA) ,  KHURGIN Jacob B. (Johns Hopkins Univ., Maryland, USA) ,  DIKMELIK Yamac (Johns Hopkins Univ., Maryland, USA) ,  WANG Xiaojun (AdTech Optics Inc., California, USA) ,  FAN Jen-Yu (AdTech Optics Inc., California, USA) ,  GMACHL Claire F. (Princeton Univ., New Jersey, USA)
資料名： Nature Photonics  (Nature Photonics)
巻： 4  号： 2  ページ： 95-98  発行年： 2010年02月 
JST資料番号： W2212A  ISSN： 1749-4885  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 量子カスケードレーザーは,環境センシングや医療診断などの用途における分子検出用の有望な中赤外半導体光源である。そのような用途に向けて,デバイス特性を向上させる努力が続けられている。最近,携帯用小型高電力効率高出力カスケードレーザーシステムの実現を目的として,ウォールプラグ効率の向上が追求されている。しかし,進歩は概して漸進的であり,基本的な量子設計は何年間も変わっておらず,ウォールプラグ効率はまだ35%を超えていない。量子カスケードレーザーの性能における重要な要素は,レーザー活性領域への効率のよい電子輸送である。我々は,最近,この輸送過程が界面粗さによって生じる共鳴トンネリングの離調によって制限されることを理論的に説明した。今回我々は,「超強結合」設計戦略によってこの制限要因が克服され,160K以下の温度におけるパルスモード動作時のウォールプラグ効率が40~50%となる量子カスケードレーザーの実験的な実現につながることを報告する。Copyright Nature Publishing Group 2010

シソーラス用語： *量子井戸レーザ ,  輸送現象 ,  共鳴トンネル効果 ,  界面 ,  表面粗さ ,  *近赤外線 ,  *光源 ,  効率 ,  *量子カスケードレーザ
準シソーラス用語： 粗さ【表面】 ,  ウォールプラグ効率

分類 (1件)： 半導体レーザ  (BD04070L)

タイトルに関連する用語 (2件)： 電力効率 ,  量子カスケードレーザー