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J-GLOBAL ID：201002231277015751   整理番号：10A0932623

液体火炎溶射法を用いる板紙の表面の超疎水性皮膜の開発

Development of superhydrophobic coating on paperboard surface using the Liquid Flame Spray

著者 (8件)： TEISALA H. ,  TUOMINEN M. ,  AROMAA M. ,  MAEKELAE J.m. ,  STEPIEN M. ,  SAARINEN J.j. ,  TOIVAKKA M. ,  KUUSIPALO J.
資料名： Surface & Coatings Technology  (Surface & Coatings Technology)
巻： 205  号： 2  ページ： 436-445  発行年： 2010年10月15日 
JST資料番号： D0205C  ISSN： 0257-8972  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： この報告では,常圧の連続ロール・ツー・ロール法による,ナノスケール皮膜の作製のための新しい方法を紹介する。液体火炎溶射(LFS)法と呼ばれる溶射法を使用して,二酸化チタンナノ粒子基の,ナノ構造の透明な皮膜を,顔料を被覆した板紙の表面に,大気条件でオンラインで被覆することに成功した。LFS被覆プロセスを説明し,皮膜の品質へのプロセスパラメータの影響を議論した。ナノ皮膜を電界放射電子銃走査型電子顕微鏡(FEG-SEM),原子間力顕微鏡(AFM),X線光電子分光(XPS),および水接触角測定で調査した。ナノ被覆した板紙の表面で測定された最高の水接触角は160°を越えていた。落下する小水滴は,表面で弾むことができることが高速ビデオシステム像で証明された。高い疎水性にかかわらず,皮膜は厄介な性質を示し,水滴の動きが止まるや否や,皮膜が水滴に高度に付着した。基材を完全に覆ったナノ皮膜が,最大150m/分のラインスピードで生産できた。したがって,LFS被覆には,工業レベルにスケールアップして,高いラインスピードで大量に被覆を行える,手ごろで効率的な被覆方法としての可能性がある。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *火炎溶射 ,  *溶射層 ,  *酸化チタン ,  *ナノ粒子 ,  基板 ,  *板紙 ,  大気中 ,  *表面改質 ,  *疎水性 ,  オンライン処理 ,  前駆体 ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： ロール・ツー・ロール方式 ,  *超疎水性 ,  *二酸化チタン

分類 (2件)： 紙・板紙の加工・成形  (YL03060O) ,  溶射  (WC08030N)

物質索引 (2件)： イソプロピルアルコール ,  チタンテトライソプロポキシド

タイトルに関連する用語 (5件)： 火炎溶射 ,  板紙 ,  疎水性 ,  皮膜 ,  開発