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J-GLOBAL ID:201002231350496313   整理番号:10A0639794

リンパ管にカニューレを挿入したラットにおけるトリグリセリド吸収に及ぼす海産カロチノイド,フコキサンチン及びフコキサンチノールの抑制効果

Suppressive effects of the marine carotenoids, fucoxanthin and fucoxanthinol on triglyceride absorption in lymph duct-cannulated rats
著者 (9件):
資料名:
巻: 49  号:ページ: 243-249  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: C0778B  ISSN: 1436-6207  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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食用海藻から単離され,最近抗肥満効果を有することが分かったカロチノイド,すなわちフコキサンチン及びその代謝物フコキサンチノールのトリグリセリド吸収に及ぼす影響について,リンパ管及び門脈(実験1)あるいは頚静脈(実験2)にカニューレを挿入した無麻酔ラットを用いて調べた。実験1では10%大豆油に,また実験2では前消化10%大豆油にフコキサンチンあるいはフコキサンチノール2mgを添加あるいは無添加した試験油1mLを十二指腸に注入した。また,これらのカロチノイドのすい臓リパーゼ活性に及ぼす阻害効果をin vitroで調べた。カロチノイド処置群では対照のカロチノイド無処置群に比べてリンパ及び血中トリグリセリド濃度の増加がきわめて少なく,これらのカロチノイドがトリグリセリド吸収を阻害していることは明らかであった。対照,フコキサンチン及びフコキサンチノール群の4時間後のリンパ中への総トリグリセリド遊離量はそれぞれ113.5,59.4及び53.1μmolであった。カロチノイドの阻害効果は,カロチノイド含有前消化大豆油の注入後,完全に消えた。さらに,これらのカロチノイドはin vitroですい臓リパーゼ活性を阻害した。吸収経路に関して,フコキサンチノールはリンパ液中に出現したが,フコキサンチンは出現しなかった。一方,いずれのカロチノイドも門脈血中には検出しなかった。
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分類 (2件):
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海藻類  ,  脂質の代謝と栄養 

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