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J-GLOBAL ID：201002231373100352   整理番号：10A0666362

ユニークな腫瘍特異的糖ペプチド抗原の抗体認識

Antibody recognition of a unique tumor-specific glycopeptide antigen

著者 (11件)： BROOKS Cory L. (Univ. Victoria, BC, CAN) ,  SCHIETINGER Andrea (Univ. Chicago, IL) ,  SCHIETINGER Andrea (Ludwig-Maximilians-Univ. Munich, Munich, DEU) ,  BORISOVA Svetlana N. (Univ. Victoria, BC, CAN) ,  KUFER Peter (Micromet AG, Munich, DEU) ,  OKON Mark (Univ. British Columbia, BC, CAN) ,  HIRAMA Tomoko (National Res. Council Canada, ON, CAN) ,  MACKENZIE C. Roger (National Res. Council Canada, ON, CAN) ,  WANG Lai-Xi (Univ. Maryland School of Medicine, MD) ,  SCHREIBER Hans (Univ. Chicago, IL) ,  EVANS Stephen V. (Univ. Victoria, BC, CAN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 22  ページ： 10056-10061  発行年： 2010年06月01日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 腫瘍形成の原因となるグリコシル化パターンの異常において,最も一般的なものはTn抗原として知られる。ここではTn抗原の免疫認識の分子基盤を調べるため,糖ペプチドエピトープを含むデカペプチド抗原とモノクローナル抗体(237mAb)の複合体の構造解析を行った。表面プラズモン共鳴解析から,237mAbが腫瘍特異的糖ペプチド抗原に特異性及び親和性を示すことが明らかとなった。NMR分光法により,グリコシル化により糖ペプチドにおける立体構造エピトープは誘導されず,抗体-抗原相互作用におけるグリコシル化の顕著な構造的作用がない事が示された。生殖系遺伝子配列を持つ237mAbの領域のアミノ酸配列から,抗体がアミノ酸置換による体細胞超変異を受けることが明らかとなった。237mAbの構造から,モノクローナル抗体及び糖ペプチド抗原により結合する腫瘍特異的糖ペプチドエピトープの構造特性が示された。

シソーラス用語： 糖ペプチド ,  *モノクローナル抗体 ,  グリコシル化 ,  エピトープ ,  プラズマ共鳴 ,  NMR【磁気共鳴】 ,  結晶化 ,  イオン交換クロマトグラフィー ,  結合部位 ,  分子間相互作用 ,  *分子認識 ,  *結晶構造 ,  水素結合 ,  腫瘍抗原
準シソーラス用語： *Tn抗原 ,  アニオン交換クロマトグラフィー ,  表面プラズモン共鳴 ,  抗体認識

分類 (2件)： 抗原・抗体・補体の生化学  (ED04020L) ,  分子構造  (EB03020Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： 腫瘍 ,  糖ペプチド ,  抗原 ,  抗体