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J-GLOBAL ID:201002231373651413   整理番号:10A0108824

酸化防止のためのアルカンチオールの気相状態を用いたCuナノ粉末表面被覆条件の最適化

Optimization of surface coating condition using vapor form of alkanethiol on Cu nano powders for the application of oxidation prevention
著者 (6件):
資料名:
巻: 256  号:ページ: 2332-2336  発行年: 2010年02月01日 
JST資料番号: B0707B  ISSN: 0169-4332  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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近年,金属ナノ粉末はますます着目され,銅(Cu)ナノ粒子の研究は,その良好な電気伝導度と低価格によって,積極的に追及されている。しかし,簡単に酸化し腐食することが,インクジェット印刷エレクトロニクスや他の研究分野に応用されるはずのCuナノ粒子の研究の進歩をらせてきた。この問題を克服するために,Cuナノ粒子の新しい表面被覆法を,従来の湿式被覆法に代わり乾燥プロセスを用いて発展させた。オクタンチオールを乾燥被覆物質として用いた。理由は,酸化が防がれるべきフレッシュな非酸化Cuナノ粒子の表面に,化学的に結合するモノレイヤーの端が硫黄だからである。オクタンチオールは酸化されたCuナノ粒子の表面に結合しない。先に,オクタンチオールとCuナノ粒子の間を結合させ,より明確に,Cu表面と硫黄(S)間の結合を,X-線光電子分光法(XPS)を用いて解析した。結果として,Sピークが被覆Cuナノ粒子上で検出され,Cuナノ粒子表面へのオクタンチオール鎖の被覆に成功したことを示した。ここでは,乾燥被覆条件の最適化を被覆時間とサイクルを変えることによって研究した。XPSを用いて,SとOピークの量の変化をモニターし,各条件ごとに被覆物質の組成を分析した。硫黄の量が増加するにつれ酸素の量が減少し,逆もまた同様であることが見出された。この発見は,オクタンチオール鎖の硫黄端によってCu表面を囲むことによって,乾燥被覆がCuナノ粉末の表面で酸素の形成を抑えたことを示している。これらの実験に基づいて,Cuの酸化を抑える最適被覆条件は,5分と6サイクルであることを見出した。将来の仕事として,Cu表面のオクタンチオール層の寿命を研究する必要がある。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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有機化合物の薄膜 

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