抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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われわれは画像認識技術をスポーツ映像に適用し,野球中継やゴルフ中継でのボール軌跡表示,サッカー中継でのフォーメーション表示などに取り組んできた。本稿では,これまでスポーツ中継に応用した画像認識技術の例を紹介する。ボール軌跡作画システムは,スポーツ映像中からボール領域を抽出・追跡し,その軌跡を可視化する装置である。野球投球軌跡作画システムを中心に解説した。このボール軌跡作画システムを他のスポーツ(ソフトボール,ゴルフ,ボウリング)にも応用した。ゴルフ中継では,グリーンの起伏によって変化するパッティングのボール軌跡を効果的に可視化した。ボウリング中継では,ピン直前で急激に変化するボール軌跡を明瞭に伝えることができた。ティーショット軌道表示システムは,ボール軌跡作画システムと同様に放送用カメラ1台と画像認識・作画処理用PCで構成される。サッカーにおけるオフサイドラインマーカーは,オフサイドラインをリアルタイムに表示する装置である。オフサイドラインマーカーシステムでは,2台の固定センサーカメラを用い,それぞれコートの左半分,右半分を撮影し,それらの画像を2台のPCに入力し,選手を抽出・選択して,オフサイドラインを解析・表示した。