文献

J-GLOBAL ID：201002231646015442   整理番号：10A0994450

コールドスプレーにより作製したNiAl金属間化合物皮膜組織に及ぼす原料粉末の影響

Effect of feedstock powder on NiAl intermetallic compounds coating by cold spray

著者 (5件)： 園田哲也 (地方独立行政法人 岩手県工業技術センター) ,  桑嶋孝幸 (地方独立行政法人 岩手県工業技術センター) ,  中村満 (岩手大学工学部) ,  齋藤貴 (地方独立行政法人 岩手県工業技術センター) ,  安岡淳一 (パウレックス株式会社)
資料名： 溶接学会論文集(Web)
巻： 28  号： 3  ページ： 305-310 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： U0047A  ISSN： 0288-4771  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コールドスプレー(CS)法を用いてNi-Alの混合皮膜を作製し,成膜後の燃焼合成反応によりNiAl金属間化合物皮膜の形成を試みた。実験にはNiとAlの混合粉末(MIX粉末)及びメカニカルミリング粉末(MM粉末)の2種類の粉末を用いた。皮膜の構造及び組織をXRDやSEMにより分析し,皮膜断面の微小硬さを測定した。3時間の短時間ミリング処理したMM粉末を用いた場合,緻密で粉末と同等の組成比を持つ皮膜が得られた。MM皮膜はMIX皮膜に比較して均一組織であり,硬さや密着強度が優れていた。CS皮膜の熱処理によりNiとAlの発熱反応が700°C付近から始まり,NiAl金属間化合物が形成された。メカニカルミリング処理粉末は,コールドスプレー用粉末として有効である。

シソーラス用語： *コールドスプレー ,  *ニッケル合金 ,  アルミニウム含有合金 ,  金属間化合物 ,  溶射層 ,  皮膜 ,  燃焼合成 ,  微小硬さ ,  緻密化 ,  化学組成 ,  付着強さ ,  発熱反応 ,  金属粉末
準シソーラス用語： *メカニカルミリング ,  混合粉末

分類 (1件)： 溶射  (WC08030N)

引用文献 (14件)：

• 1) M. Fukumoto, M. Yamasaki, M. Nie and T. Yasui: Synthesis and characterization of nano-structured NiAl intermetallic compound coating, Journal of the Japan Welding Society, 24-1 (2006) 87-92. (in Japanese)
• 2) T. Owa and T. Shinoda: NiAl Deposit Produced by PTA Surfacing Process and Its Oxidation Behavior, Journal of the Japan Welding Society, 22-4 (2004) 494-501. (in Japanese)
• 3) K. Sakaki: Overview of Cold Spray Technology and Trend of Its Research and Development, Welding Journal, 75-8 (2006), 22-28. (in Japanese)
• 4) L. Plazanet and F. Narudo: Reaction process during relative sintering of NiAl, Journal of materials science 33 (1998) 2129-2136.
• 5) A. Okamoto, N. Ueda, K. Demizu, T. Sone, A. Ikenaga and Y. Hirose: Preparation of Ni-Al Intermetallic Compound Coating on Spheroidal Graphite Cast Iron by Combustion Synthesis and Heat Treatment, J. JFS 76-6 (2004) 454-461. (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (6件)： コール ,  作製 ,  金属間化合物 ,  皮膜 ,  組織 ,  原料粉末