抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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乳牛は群れで行動する動物であり,中にはリーダーがいる。雄がいれば雄がリーダーになるが,いない場合は,雌の中で強いものがリーダーとなる。乳牛の行動観察から,牛の社会的序列の強弱には体重が60%寄与し,の頃の40%は病気であるとされ,体重が増えると順位があがる。つまり体の小さな初産牛は社会的序列が低く,初産牛群を作ることで乳量や繁殖成績の向上に寄与する。また,初産と経産混成牛群では,初産牛の休息時間と反芻時間が短くなる。休息時間の短縮は乳量,繁殖に悪影響を与える。また,産褥牛も弱い立場にあり,したがって産褥牛群を作ることで病期の発生は減少し,乳量や繁殖成績が向上する。ここでは,現場での問題点を中心に,乳牛の社会的序列の生産性に関する影響について解説した。