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J-GLOBAL ID：201002231932594905   整理番号：10A1107102

MBP-1はENO1遺伝子の選択的転写産物により効率的にコードされるが,プロテアソーム-依存蛋白質ターンオーバーにより翻訳後調節される

MBP-1 is efficiently encoded by an alternative transcript of the ENO1 gene but post-translationally regulated by proteasome-dependent protein turnover

著者 (5件)： LUNG Jrhau (National Health Res. Inst., Tainan, TWN) ,  LIU Ko-Jiunn (National Health Res. Inst., Tainan, TWN) ,  CHANG Jang-Yang (National Health Res. Inst., Tainan, TWN) ,  LEU Sy-Jye (Taipei Medical Univ., TWN) ,  SHIH Neng-Yao (National Health Res. Inst., Tainan, TWN)
資料名： FEBS Journal  (FEBS Journal)
巻： 277  号： 20  ページ： 4308-4321  発行年： 2010年10月 
JST資料番号： B0206B  ISSN： 1742-464X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： α-エノラーゼ(ENO1)転写産物の選択的翻訳開始による生成物と考えられているc-mycプロモーター結合蛋白質-1(MBP-1)をコードすると推定される配列を含む新規2552-bp cDNAをクローン化し,MBP-1蛋白質をコードしている可能性と転写産物分布を,ルシフェラーゼレポーター試験,生化学的細胞分別とその後のRT-PCR検出などにより調べた。その結果,ENO1と同様に,MBP-1蛋白質は種々の正常組織および癌細胞中に広く,しかも異なる発現をしていること,新規転写産物はENO1遺伝子のイントロンIIIから選択的に転写されたものであり,MBP-1産生に適していること,さらに酸素欠乏処理によりMBP-1遺伝子の転写活性化が強まること,MBP-1転写産物の翻訳効率はENO1転写産物の17.8倍大きいことなどが分かった。腫瘍の効果的治療への関連を議論した。

シソーラス用語： *エノラーゼ ,  c-myc遺伝子 ,  プロモーター領域 ,  *DNA結合タンパク質 ,  *転写因子 ,  腫瘍細胞 ,  転写【遺伝】 ,  翻訳【遺伝】 ,  プロテアソーム ,  ユビキチン化 ,  *癌抑制タンパク質 ,  選択的スプライシング
準シソーラス用語： α-エノラーゼ ,  *MBP-1蛋白質

分類 (2件)： 腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (6件)： MBP ,  遺伝子 ,  転写産物 ,  プロテアソーム ,  蛋白質ターンオーバー ,  翻訳後調節