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J-GLOBAL ID:201002232074666907   整理番号:10A0718624

アルビドール,幅広い抗ウイルス分子がリン脂質モデル膜に及ぼす膜性効果

Membranotropic Effects of Arbidol, a Broad Anti-Viral Molecule, on Phospholipid Model Membranes
著者 (1件):
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巻: 114  号: 25  ページ: 8544-8554  発行年: 2010年07月01日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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アルビドールは幾つかのエンベロープウイルス及び非エンベロープウイルスに対して実証された活性を有する可能性広帯域スペクトルの抗ウイルス分子であるが,その正確な抗ウイルス機構は今なお未知である。示差走査熱量測定と赤外分光法を用い,詳細な生物物理的研究を行うことによって飽和リン脂質からなるモデル膜との相互作用と及ぼす効果を調べた。モデル膜にはDMPC,DMPG,DEPE,1,2-ジミリストイル-sn-グリセロ-3-ホスファチジン酸(DMPA)及びDMPSを使用した。アルビトールは負荷電リン脂質(DMPG,DMPA及びDMPS)に及ぼす顕著な効果,しかし双性イオンリン脂質(DMPCとDEPE)に小さな効果でもって膜中のリン脂質の物理化学的性質と相互作用し,修飾した。データはアルビトールが膜界面に位置決めし,水かリン脂質または両者のいずれかと水素結合に関与して脱水した固体リン脂質相に類似したリン脂質相に場所を譲り,リン脂質の水素結合ネットワークを縮減することを示唆した。負荷電リン脂質に生じる顕著な効果は膜中のアルビドールの活性分子がプロトン化した分子である,すなわち正荷電分子であることを示唆する。これらのデータはアルビドールの可能性効果が膜性効果を通して少なくとも部分的に仲介され,摂動膜構造の生成に場所を譲るらしいことを示唆した。これらの修飾は正しい膜機能を妨害し,その幅広い抗ウイルス活性に係わっている。
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分類 (2件):
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細胞構成体一般  ,  薬物の物理化学的性質 
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