抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,画像認識研究において「一般物体認識」が注目を集めている。一般物体認識とは,制約のない実世界シーンの画像に対して計算機がその中に含まれる物体を一般的な名称で認識することで,画像認識研究の究極の研究課題の一つである。2000年以前はその困難性のため,ほとんど研究が行われていなかったが,(1)新しい画像表現の提案,(2)機械学習手法の進歩,(3)Webの普及によるデータセット構築の容易化,(4)計算機の高速化・大容量化,によって,近年研究が大きく発展し,一般物体認識の実用化が現実のものとなってきている。本稿では,まず,一般物体認識が可能となった最も大きな要因である(1)の新しい画像表現について解説し,さらに(2)の機械学習との関係について焦点を当て,近年の機械学習手法の進歩が一般物体認識の発展に大きく貢献していることを解説する。(著者抄録)