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J-GLOBAL ID：201002232245952547   整理番号：10A0484433

色素増感太陽電池の現状と今後の動向-機能紙,フイルムの観点から-

Research Trends of Dye-Sensitized Solar Cells

著者 (1件)： 早瀬修二 (九州工大 大学院生命体工学研究科)
資料名： 機能紙研究会誌  (Annals of the High Performance Paper Society, Japan)
号： 48  ページ： 47-51  発行年： 2010年03月31日 
JST資料番号： Z0857A  ISSN： 0288-5867  CODEN： KIKKDD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 全世界で需要が高まり高成長を突けている太陽電池の中で,色素増感太陽電池の基礎,現状を解説し,更に今後の動向を概説した。色素増感太陽電池の動作機構および変換効率向上に関する研究動向に言及した。大型モジュールの製作技術は進歩しているが,結晶系あるいは化合物系太陽電池と比較して,まだ効率は低い。その課題は光捕集効率,電荷分離効率および電荷収集効率のそれぞれの向上にあり,それらの開発事例を紹介した。総体化として全固体化,色素増感太陽電池の構成要素としてのプラスチックフィルムの要求特性を論じた。色素増感太陽電池はアモルファスシリコン電池と並び,実用化段階に入っているが,今後,大面積化,耐久性向上,モジュール化および高効率化のためには多くの専門分野の協力が必要であることを指摘した。

シソーラス用語： *太陽電池 ,  技術予測 ,  効率 ,  モジュール構造 ,  電荷分離 ,  収集 ,  *集光性色素 ,  プラスチックフィルム ,  透明電極 ,  多孔質体 ,  ルテニウム錯体 ,  ポルフィリン錯体
準シソーラス用語： *色素増感太陽電池 ,  技術動向 ,  光電変換効率 ,  電荷収集 ,  光捕集色素 ,  有機太陽電池 ,  タンデム太陽電池

分類 (1件)： 太陽電池  (NC03084O)

物質索引 (2件)： 2-チオキソ-4-オキソ-5-[(Z)-[4-[4-(2,2-ジフェニルエテニル)フェニル]-1,2,3,3a,4,8b-ヘキサヒドロシクロペンタ[b]インドール-7-イル]メチレン]チアゾリジン-3-酢酸 ,  N,N,N′,N′,N′′,N′′,N′′′,N′′′-オクタキス(4-メトキシフェニル)ペンタシクロ[18.4.0.0^2,7.0^8,13.0^14,19]テトラコサン-1(24),2,4,6,8,10,12,14,16,18,20,22-ドデカエン-5,10,17,22-テトラアミン

引用文献 (12件)：

• M. A. GREEN et al., Progress in Photovoltaic Research & Applications; (Ver. 34); 2009, 17, 320-326).
• B. O’ Regan, M. Grätzel, Nature, 353, 737(1991).
• Y. Chiba, et. al., Jpn. J. Appl. Phys., 45, L638(2006).
• M. K. Nazeeruddin, et. al., J. Am. Chem. Soc., 123, 1613(2001).
• Z. -S. Wang, et. al., Langmuir, 21, 4272(2005).

タイトルに関連する用語 (5件)： 色素増感太陽電池 ,  現状 ,  動向 ,  機能紙 ,  観点