抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ミャンマー連邦南シャン州インレ湖流域で実施したNGOカラモジアによるプロジェクトの詳細と現地の畜産事情を紹介した。NGOカラモジアは,農業を機軸とした地域内循環システムを構築する目的で,循環型農業技術の普及,植林による環境再生,人材育成・教育支援,交流の4つを柱としたプロジェクトを,1998年から2003年までの5年間実施した。土着微生物を利用した堆肥作り,発酵式豚舎による養豚,アイガモ農法の普及などを推進したが,現時点のミャンマーには「有機栽培米」の需要が無く,アヒルや水田の囲いに使う資材の購入が普及の歯止めとなった。ミャンマーでは,アジア農業の真髄である多様性に富んだ農業が展開されている。画一的な日本の農業技術を導入することが押し付けとなり,人々の貧困を助長する危険性もある。