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J-GLOBAL ID:201002232811910377   整理番号:10A0163983

コテングコウモリMurina ussuriensisにおけるアカメガシワトラップのねぐら利用と繁殖生態

Studies on the ecology and roosting behavior of Ussuri tube-nosed bat, Murina ussuriensis, based on the use of dead-leaf Mallotus japonicus traps
著者 (4件):
資料名:
巻: 49  号:ページ: 245-256 (J-STAGE)  発行年: 2009年 
JST資料番号: Y0375A  ISSN: 0385-437X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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コテングコウモリMurina ussuriensisの枯葉(アカメガシワMallotus japonicus)トラップのねぐら利用とそのトラップ法の有効性について検証した.また,その利用結果から本種の繁殖生態について調査した.さらに,トラップ利用個体を用いて発信機装着による個体追跡を試みた.主要な調査地は鹿児島県霧島市の霧島神宮周辺と宮崎県都城市の御池周辺の照葉樹林である.地域や季節を通じた捕獲率は6~19%であったが,地域や季節によって大きく変化し,10月の霧島林と御池林では36%の高率であった.非繁殖期では雄の捕獲が大半を占めていたが,7月中旬には雌が頻繁に捕獲された.捕獲した個体から,南九州では出産が6月初旬で,広島県産よりも約1か月早まることが示唆された.複数の成獣雌と幼獣からなる哺育集団が形成され,離乳期は7月中旬で幼獣はその頃から独立していた.また,交尾は10月がピークであると予想された.雄や非繁殖期の雌は単独でねぐらを利用するがねぐら間の距離が短いことから,ねぐら場所に対して単独的である一方,行動域は重複していた.トラップ法とテレメトリ法による個体追跡から,ねぐらは頻繁に替えられ,個体によっては比較的狭い範囲を移動していた.また,秋季には枯死倒木内をねぐらに利用していた.コテングコウモリの繁殖生態や社会構造を知る上でアカメガシワトラップ法の有効性が実証された.(著者抄録)
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分類 (1件):
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個生態学 
引用文献 (38件):
  • BARCLAY, R. M. R. Ecology and behavior of bats roosting in tree cavities and under bark. Bats in Forests. 2007, 17-59
  • 遠藤公男. コテングコウモリの繁殖例と飛翔習性について. 哺乳動物学雑誌. 1961, 2, 14-16
  • 船越公威. 宮崎県のコウモリ類. 宮崎県総合博物館研究紀要. 1997, 20, 17-24
  • 船越公威. 大隈半島のコウモリ相. 自然愛護. 1998, 24, 2-5
  • 船越公威. 霧島山および山麓地域のコウモリ相. 自然愛護. 2000, 26, 1-4
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