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J-GLOBAL ID:201002232824079839   整理番号:10A0329464

褐色腐朽菌Serpula lacrymansによる木材劣化に及ぼすカルシウムベース物質及び鉄不純物の影響

Effects of calcium-based materials and iron impurities on wood degradation by the brown rot fungus Serpula lacrymans
著者 (1件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 93-99  発行年: 2010年 
JST資料番号: C0119A  ISSN: 0018-3830  CODEN: HOLZAZ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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褐色腐朽菌Serpula lacrymansは代表的な室内腐朽菌であり,モルタル,プラスタなどの非木材建材中でも繁殖して劣化させる。この場合しゅう酸蓄積とCaイオンが成長を促進するとされ,またFeイオンによるFenton反応が関与するという説もある。本報では逆にCaイオンが成長を阻害するという仮説に立ち,CaイオンとFeイオンの作用を隔離して個別的に調べた。すなわちCaなし,塩化カルシウム添加,硫酸カルシウム添加,及び硫酸鉄+硫酸カルシウム添加培地で菌を培養し,マツ材の腐朽量,菌の成長状態,しゅう酸量及びpHを比較した。15週後の結果はCaなしの重量損失が最も大きく,次いでFe+Caが大きく,Caのみの場合は小さかった。またFe+Caの場合はしゅう酸蓄積量が最も大きかった。これらの結果はカルシウム素材中の不純物としてのFeイオンと菌代謝産物としてのしゅう酸がS.lacrymansの成長を促進することを示した。S.himantoidesの場合はカチオンの影響は認められたなかった。
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分類 (3件):
分類
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菌類による植物病害  ,  分化,増殖,成長,生殖  ,  代謝と栄養 
物質索引 (1件):
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