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J-GLOBAL ID：201002232843430520   整理番号：10A0225987

AEとX線CTを用いた間隙水圧上昇によるBerea砂岩の破壊の観測

AE Monitoring and X-ray CT Observation for Failure of Berea Sandstone with Pore Pressure Increase

著者 (8件)： 石田毅 (京大 大学院工学研究科) ,  深堀大介 (京大 大学院工学研究科) ,  石田基 (京大 大学院工学研究科) ,  佐藤亮介 (京大 大学院工学研究科) ,  村田澄彦 (京大 大学院工学研究科) ,  小野塚重信 (石油天然ガス・金属鉱物資源機構 技セ) ,  大瀬戸一仁 (石油天然ガス・金属鉱物資源機構 技セ) ,  山本晃司 (石油天然ガス・金属鉱物資源機構 技セ)
資料名： Journal of MMIJ  (Journal of MMIJ)
巻： 126  号： 3  ページ： 58-63  発行年： 2010年02月25日 
JST資料番号： F0463A  ISSN： 1881-6118  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 石油の増進回収の際に,地下の間隙流体圧の変化に伴うAEの発生メカニズムを明らかにするため,基礎的な試験を行った。3軸応力下の均質なBerea砂岩供試体に間隙水圧を加えて破壊し,AEを測定する実験を行った。また破壊した供試体をX線CTで観察し,造成された破壊面とAEの発生メカニズムを比較検討した。その結果,以下の知見を得た。1)間隙水圧の上昇により生じる岩盤の破壊とAEの発生は,モールの破壊規準とTerzaghiの有効応力理論で説明できる。2)岩石の破壊時の震源位置をAEにより決定できる。3)AEは巨視的せん断面に近い位置で発生し,作用している主応力のもとで巨視的せん断面に平行なせん断破壊のメカニズムを示している。これらの結果から,間隙流体圧の上昇による貯留層の岩盤破壊に対してAEの観測が有用であると結論づけた。

シソーラス用語： *アコースティックエミッション ,  *岩石破壊 ,  砂岩 ,  間隙水圧 ,  判定基準 ,  位置決め ,  剪断破壊 ,  X線CT ,  *強制採収法 ,  有効応力 ,  石油貯留層
準シソーラス用語： EOR【採油】 ,  岩石破壊音 ,  震源位置 ,  破壊基準

分類 (2件)： 岩はね,ガス突出,出水,落盤  (UA04040O) ,  採収法  (UA10040R)

引用文献 (14件)：

• 1) A. Jupe, R. Jone, S. Wilson, and J. Cowles, J.: Proc. of 2000 SPE (2000) , SPE63131.
• 2) K. Tezuka and T. Tamagawa: Journal of the Japanese Association for Petroleum Technology, 69 (2004) , 635-646.
• 3) P. McGillivray: CSEG Recorder, 30 (2005) , 5-9.
• 4) U. Yamaguchi and Y. Nishimatsu: Ganseki Rikigaku Nyumon (3rd. ed.) , (University of Tokyo Press, Tokyo, 1991) , pp.268-271.
• 5) Sekiyu Gakkai: Sekiyu Giten, (Asakura Shoten, Tokyo, 1966) , pp. 96-104.

タイトルに関連する用語 (6件)： AE ,  X線CT ,  間隙水圧 ,  砂岩 ,  破壊 ,  観測