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J-GLOBAL ID：201002233096800743   整理番号：10A1004530

放射性炭素年代測定法を用いた山口県防府市の土砂移動頻度に関する一考察

Consideration of regularity of sediment deposition in Hofu City in Yamaguchi Prefecture by using radiocarbon dating

著者 (5件)： 杉原成満 (山口大 大学院理工学研究科) ,  海堀正博 (広島大 大学院総合科学研究科) ,  久保田哲也 (九大 大学院農学研究院) ,  柏原佳明 (アジア航測) ,  古川浩平 (山口大 大学院理工学研究科)
資料名： 砂防学会誌  (新砂防)
巻： 63  号： 3  ページ： 27-33  発行年： 2010年09月15日 
JST資料番号： G0196A  ISSN： 0286-8385  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 山口県防府市では,2009年7月21日に梅雨前線に伴う観測史上最大の豪雨に見舞われ,多くの土砂災害が発生した。現地調査の結果,過去において山火事等で形成された炭化木片が土砂移動した渓床に数多く散在している状況が確認された。著者らは,玉泉溜池上流および石原地区で採取した炭化木片を用いて放射性炭素年代測定を行い,炭化木片を含む黒色層の残存状況から,現在に至るまでの土砂移動の頻度を推定することを試みた。その結果,玉泉溜池上流では炭化木片が形成されてから2009年までの約740年間に2~4回,石原地区では同じく約880年間に4~6回の頻度で表層部1~2mを撹乱させる土砂移動が発生したものと推定された。

シソーラス用語： *放射性炭素法年代測定 ,  *土砂災害 ,  *炭化 ,  移動 ,  頻度 ,  山口県
準シソーラス用語： *土砂移動 ,  *発生頻度

分類 (1件)： 一般,砂防工学  (RC12010B)

引用文献 (7件)：

• 古川浩平. 2009年7月21日山口県防府市での土砂災害緊急調査報告. 砂防学会誌. 2009, 62, 3, 62-73
• 山口県防府土木建築事務所. 山が崩れた! 防府市土砂災害. 1995
• 山口県農林部森林整備課. 近年の山地災害. 山口県の治山. 2001, 3-6
• 山口県土木建築部砂防課. 連携案方式による土砂災害警戒避難基準雨量等の検討業務委託報告書. 2006
• ANDERSON, E. C. Radiocarbon from Cosmic Radiation. Science. 1947, 105, 576

タイトルに関連する用語 (5件)： 放射性炭素年代測定法 ,  山口 ,  防府 ,  土砂移動 ,  頻度