抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報ではハンドヘルド赤外分光器およびこれによる予知保全プログラムに必要とされる使用油の物理特性の分析結果について紹介し解説した。主な内容項目を次に示した。1)概要:潤滑油劣化の診断手法としてハンドヘルド赤外分光器の有効性確認経緯,2)ハンドヘルド赤外分光器:携帯型潤滑油劣化モニタリング装置のハンドヘルド赤外分光器の機能,現場での試料油の分析を可能したフリップトップセル,3)全酸価と酸化の測定の重要性:潤滑油の劣化の指標である全酸価と酸化およびその特性,4)ハンドヘルド赤外分光器による全酸価と酸化の測定:測定サンプル(合成油系のポリオールエステル油「MIL-PRF-23699」および鉱油系の「MIL-PRF-2104」),ハンドヘルド赤外分光器による潤滑油劣化を示す赤外吸収スペクトル,使用油サンプル「MIL-PRF-23699」の全酸価分析の比較データ,使用油サンプル「MIL-PRF-2104」の酸化(abs/mm
2)分析の比較データ,これらからハンドヘルド赤外分光器の分析結果が研究所で得られる分析結果に相当することを実証したことなど。