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J-GLOBAL ID：201002233113276530   整理番号：10A0182339

エンドトキシン耐性時に再配置する動的で選択的なヌクレオソーム

Dynamic and Selective Nucleosome Repositioning during Endotoxin Tolerance

著者 (4件)： EL GAZZAR Mohamed (Wake Forest Univ. School of Medicine, North Carolina) ,  LIU Tiefu (Wake Forest Univ. School of Medicine, North Carolina) ,  YOZA Barbara K. (Wake Forest Univ. School of Medicine, North Carolina) ,  MCCALL Charles E. (Wake Forest Univ. School of Medicine, North Carolina)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 2  ページ： 1259-1271  発行年： 2010年01月08日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： TNFαの近位プロモーター領域のヌクレオソームの変化と敗血症の関連を検討した。エンドトキシン応答細胞では2つの近位ヌクレオソームがNFκBのDNA結合部位近傍へと位置を変化させ,この変化にはATP非依存性シャペロンNAPによるコアヒストンH2AのH2A.Zへの置換が必要だった。RelB依存性のエンドトキシン耐性時にはこの2つのヌクレオソームの位置が変化してNFκBの結合部位を遮蔽した。RelBの発現を低下するとこの遮蔽とエンドトキシン耐性が誘導できなくなったが,この変化のためにはNFκBp65のプロモーター結合が必要であり,さらにこの状態を維持するにはBAF複合体によるATP依存性のヌクレオソーム再構築も必要だった。RelBの強制発現の効果からもこれらの変化へのRelBの関与が確認された。したがって,敗血症と関連したTNFα転写抑制はヌクレオソームの再配置で調節されると示唆された。

シソーラス用語： *タンパク質 ,  内毒素 ,  NFκB ,  ヌクレオソーム ,  TNFα ,  *敗血症 ,  核構成タンパク質 ,  ヒストン ,  プロモーター領域 ,  DNA結合タンパク質 ,  THP-1細胞 ,  ヒト ,  *細胞遺伝現象 ,  遺伝学実験技術 ,  リポ多糖類 ,  *細菌感染症
準シソーラス用語： BAF ,  NAP-1 ,  *RelB ,  RNA干渉法 ,  *クロマチン再構築 ,  ヒストンH2A

分類 (3件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  感染症・寄生虫症一般  (GD01010H) ,  細胞構成体一般  (EF03010Z)

タイトルに関連する用語 (3件)： エンドトキシン耐性 ,  再配置 ,  ヌクレオソーム