ミャンマー中央部乾燥地域におけるPACTマイクロファイナンスプログラムの効果

LHING Nem Nei; SHINKAI Shoji; HOTTA Kazuhiko; NANSEKI Teruaki

文献

J-GLOBAL ID：201002233181673807 整理番号：10A0281896

ミャンマー中央部乾燥地域におけるPACTマイクロファイナンスプログラムの効果

The Effects of the PACT Microfinance Program in the Dry Zone Area of Central Myanmar

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資料名：
巻： 55 号： 1 ページ： 173-180 発行年： 2010年02月26日
JST資料番号： S0238B ISSN： 0023-6152 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

マイクロファイナンス(MF)は小額の融資を個人,家庭および企業に提供することにより,社会の発展と貧困軽減を促進するための動きとして発展した。貧しい人々のためのMFは世界中の開発途上国において貧困に対抗するものとなりつつある。一日2ドル以下で生活する人々を2015年までに半減させることがミレミアム開発目標の一環である。この研究はミャンマー中央部乾燥地域における’Private Agency Collaborating Together(PACT)プログラムの効果を検証するものである。ミャンマー中央部乾燥地域の6つの村で調査を行った。ランダムに選ばれた162の家庭についての2008断面調査を用いて解析を行った。記述分析により参加した人(顧客)は参加しなかった人(非顧客)に比べ生活水準と総収入において改善がみられたことが示された。ロジスティック回帰モデルから回答者の結婚歴,家庭の長の性別,教育歴,作物数,農業行為歴および新規事業の達成は融資と密接な関係があり,このような変数があることにより融資の可能性が高まることが示唆された。家庭の構成員数,回答者の性別および所有土地の大きさもまた重要な変数であるが融資との関係はなかった。したがって,MFプログラムは収入源の多角化により経済的な脆弱性が減少するように顧客の家庭を援助している。(翻訳著者抄録)

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産業経済

引用文献 (15件)：

Annoted SPSS Output: Logistic Regression Analysis, UCLA Academic Technology Services, www.ats.ucla.edu/stat/spss/output/logistic.htm.
Brett E. A. 1993, Providing for the Rural Poor, Fountain Publishers Ltd Kampala-Uganda.
Carla, H., Manohar, S., L. Cecile and M. Zeller, 2003. Microfinance Poverty Assessment Tool, Consultative Group to Assit the Poorest (CGAP).
Fallavier, P. 1998. Developing Micro-Finance institutions in Vietnam, Thesis (M. Sc.), University of British Columbia, Vancouver, Canada.
Fotabong, Leonard A., Kedju, Akanga F. 2005. The Impact of Microfinance Institutions on Poverty Reduction in the South-East Province of Cameroon, Master’s Thesis, Umea Business School (USBE), Sweden.

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