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J-GLOBAL ID：201002233383975961   整理番号：10A0331038

立方晶ペロブスカイト様ホウ化物ZrIr₃B_0.5の8倍超構造を有するZr₂Ir₆B 合成,結晶構造および結合分析

Zr₂Ir₆B with an eightfold superstructure of the cubic perovskite-like boride ZrIr₃B_0.5: Synthesis, crystal structure and bonding analysis

著者 (2件)： HERMUS Martin (Inst. of Inorganic Chemistry, RWTH Aachen Univ., Landoltweg 1, 52056 Aachen, DEU) ,  FOKWA Boniface P.T. (Inst. of Inorganic Chemistry, RWTH Aachen Univ., Landoltweg 1, 52056 Aachen, DEU)
資料名： Journal of Solid State Chemistry  (Journal of Solid State Chemistry)
巻： 183  号： 4  ページ： 784-788  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： H0505A  ISSN： 0022-4596  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アルゴン雰囲気下,水冷銅るつぼを用いた元素アーク溶解によりZr₂Ir₆Bの単一相粉末試料および単結晶の合成に成功した。粉末および単結晶回折データ両方において超構造反射を観察し,ZrIr₃B_x相の8倍超構造に至った。金属様光沢を有する新規相は格子定数a=7.9903(4)Å,V=510.14(4)ųの空間群Fm3m(no.225)で結晶化する。その結晶構造は単結晶データと同様に粉体を標準にリファインされる。全88独立反射および6パラメータについて単結晶精密化はR₁=0.0239およびwR₂=0.0624へ収束した。Zr₂Ir₆BはTi₂Rh₆Bのアイソタイプで,その構造は欠陥ダブルペロブスカイトA₂BB′O₆として表せる。A位置はジルコニウムが占有し,B位置はホウ素,O位置はイリジウムだが,B′位置は空いており空席またはホウ素で埋まった八面体Ir₆クラスタが形成される。強束縛電子構造計算の結果から,相の構造安定性にはIr-BおよびIr-Zr相互作用が主に寄与する。COHP結合分析から,Ir-B接触で最も強い結合が起こり,空クラスタ内でのIr-Ir結合はBIr₆八面体内のものより2倍強い。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *イリジウム化合物 ,  *ジルコニウム化合物 ,  *ホウ化物 ,  ペロブスカイト型結晶 ,  立方晶系 ,  X線回折 ,  *結晶軌道法 ,  *ポピュレーション解析 ,  クラスタ分子 ,  結晶構造解析 ,  *結晶構造
準シソーラス用語： X線粉末回折 ,  *超構造

分類 (2件)： 塩  (CD01050V) ,  その他の無機化合物の結晶構造  (BK07030J)

タイトルに関連する用語 (6件)： 立方晶 ,  ペロブスカイト ,  ホウ化物 ,  超構造 ,  結晶構造 ,  分析