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J-GLOBAL ID:201002233401320641   整理番号:10A0126244

イタリアにおけるサギとシラサギ類の個体数,および気候,人間によって引き起こされた死亡率,生息地の影響の,個体群動態に対する長期的傾向

Long-term trends of heron and egret populations in Italy, and the effects of climate, human-induced mortality, and habitat on population dynamics
著者 (5件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 59-72  発行年: 2010年01月 
JST資料番号: Y0467A  ISSN: 1438-3896  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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鳥の個体群動態に影響する要因は気候,人間による捕獲,および生息地の変化を含む。ここで,著者らは,7種のサギ類の,これらの種にとってヨーロッパの重要な繁殖個体群を持つ地域の一つである北西イタリアにおける,長期間(1972年から2006年)の個体数傾向を記述した。アオサギ(Ardea cinerea),ムラサキサギ(Ardea purpurea),とカンムリサギ(Ardeola ralloides),およびコザギ(Egretta garzetta)は強いロジスティックな増加を示し,2000年ごろには当初のレベルの3から23倍で横ばいになった。ゴイサギ(Nycticorax nycticorax)は初め上記の種のように増加したが,その後当初のレベルまで下がった。このような傾向は,ARIMAモデルによる評価によって,いくつかの考えうる生態的要因に影響を受けていることが分かった。特にアオサギは,狩猟圧の係数および冬の温度における増加として定量化されたように,人間の影響による死亡率によって減少した後に増加した。コサギは主に稲作田の広さとともに増加したが,カンムリサギはアフリカの越冬域の雨の増加とともに増加した。ゴイサギもアフリカの雨の増加によって正の影響を受けたが,しかし1972年から1988年の間だけで,それ以降の年では他のサギ類との競争がこの種の減少に影響を与えたと思われる。特別保護によるコロニー地域の保護改善が,観察された増加の主要な引き金になったとは考えられないが,明らかに長期的個体数の持続性のためには重要である。結論として,著者らの研究は,異なる要因の重要性は種によって異なりはするが,南ヨーロッパにおけるサギ類の個体数は,人間によるじょう乱の一次的変動や索餌生息地の変化同様,環境および気候の影響を受けやすいことを示している。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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個体群生態学  ,  自然保護 
引用文献 (61件):
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