文献

J-GLOBAL ID：201002233577453990   整理番号：10A0053837

高密度粒状材料におけるトポロジー的変化:複雑なネットワーク展望

Topological evolution in dense granular materials: A complex networks perspective

著者 (2件)： WALKER David M. (Dep. of Mathematics & Statistics, Univ. of Melbourne, Parkville, VIC 3010, AUS) ,  TORDESILLAS Antoinette (Dep. of Mathematics & Statistics, Univ. of Melbourne, Parkville, VIC 3010, AUS)
資料名： International Journal of Solids and Structures  (International Journal of Solids and Structures)
巻： 47  号： 5  ページ： 624-639  発行年： 2010年03月01日 
JST資料番号： B0700A  ISSN： 0020-7683  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 複合材料-自己組織化パターン形成のような創発的挙動が可能な材料-の科学の最大の課題の一つは,外荷重に対する応答として変形する際の,固有の構造設計原理を解読することである。(i)設計原理を明らかにし,(ii)変形中の構造進展を定量化する適当なメトリックスを同定する手段としての高密度粒状材料を研究するために,複雑なネットワークから技法の有効性を著者等は明らかにした。ここに,著者等は,複雑なネットワークの視点から,展開中のネットワーク構造および準静的に変形する粒状媒体における結合性の喪失を特徴付けた。局部あるいはメゾスコピックレベル,すなわち,巨視的レベルと同様に,ある粒子およびその直近粒子における接触及び接触力ネットワークの進展に注意を向けた。著者等は,非アフィン変形および散逸,特に歪に関しての構成特性と最良の相関関係を有するものを発見することを目指して,これらの複数の長さスケールにおけるネットワークモチーフおよび他のトポロジー特性を調べた。鍵となるプロセスあるいは材料領域内の結合性を喪失に繋がる再配置事象,例えば,ミクロ結合や力鎖の座屈について調べた。次いで,エネルギー消散や非アフィン変形の主要な源泉であることが既に示されているが,これらのプロセスのネットワーク統計情報について巨視的ネットワークの進展において観察される対応する傾向に対して試みた。その結果,負荷が掛かっていない接触ネットワークのみの考察では,散逸を材料結合性の喪失に結び付けるには不十分であることが分かった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *粒状材 ,  位相幾何学 ,  ネットワーク構造 ,  剪断帯 ,  自己組織化 ,  パターン形成 ,  相互作用 ,  構造設計 ,  接触 ,  アフィン変換 ,  結合組織 ,  座屈荷重 ,  エネルギー散逸 ,  剪断応力 ,  *連続体力学
準シソーラス用語： 複雑ネットワーク

分類 (2件)： 力学  (BA04000D) ,  弾性力学一般  (HC02010M)

タイトルに関連する用語 (3件)： 粒状材料 ,  トポロジー ,  展望