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J-GLOBAL ID:201002233579618253   整理番号:10A0955144

分子動力学シミュレーションはネトロプシンとDNA間の配列特異認識を支配すエンタルピーとエントロピー駆動力を明らかにする

Molecular Dynamics Simulations Shed Light on the Enthalpic and Entropic Driving Forces That Govern the Sequence Specific Recognition between Netropsin and DNA
著者 (4件):
資料名:
巻: 114  号: 34  ページ: 11164-11172  発行年: 2010年09月02日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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配列特異DNA副溝結合を支配する種々の駆動力をより良く理解するため,DNA副溝中のAT含有結合配列と6種類のセットの混合AT/GC含有結合配列へネトロプシン結合の熱力学的解析を行った。薬物-DNA錯体に関する構造研究は副溝結合の配列特性に係わる水素結合とvan der Waals相互作用を定義する配位子-DNA錯体の微細構造を示す。しかしながら,それらは結合時に起こるDNAと配位子中の配列依存溶媒和と立体配座を考慮できないので,構造研究単独で薬物-DNA会合の配列特異熱力学の説明ができない。分子動力学シミュレーションと自由エネルギー計算を用いて得た相対的結合自由エネルギーは結合配列で顕著な変化を示した。結合部位の中央または近位にGC塩基対を導入することはネトロプシン結合にとり好ましくなく,一方,結合部位端部でのGC塩基対は結合にマイナス影響を及ぼさないにように見えた。ネトロプシン-DNA錯体の構造解析とエネルギー学的解析は計算結合親和性における差がネトロプシン-DNA水素結合または相互作用エネルギーの面でのみで説明できないことを示した。更に,溶媒和効果と相対的結合自由エネルギーに対するエントロピー寄与は結合を決定する種々の因子の一層複雑な絵図を提供した。相対的結合自由エネルギーの解析はその大きさがそれぞれAAAGAに対する0.07からAAGAG結合配列に対する1.7にわたる比|TΔΔS|/|ΔΔH|でもって極めて配列依存性を示すことを指示した。
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分類 (2件):
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核酸一般  ,  薬物の物理化学的性質 
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