文献

J-GLOBAL ID：201002233678089408   整理番号：10A0680177

アクチニダインで分解されたI型コラーゲンにより線維形成に重要なアミノ酸配列が明らかになる

Actinidain-hydrolyzed Type I Collagen Reveals a Crucial Amino Acid Sequence in Fibril Formation

著者 (6件)： KUNII Saori (Kinki Univ., Wakayama) ,  MORIMOTO Koichi (Kinki Univ., Wakayama) ,  NAGAI Kouhei (Saint Marianna Univ. School of Medicine, Kanagawa) ,  SAITO Takuya (Kinki Univ., Wakayama) ,  SATO Kenji (Kyoto Prefectural Univ., Kyoto, JPN) ,  TONOMURA Ben’ichiro (Kinki Univ., Wakayama)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 23  ページ： 17465-17470  発行年： 2010年06月04日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 二本のα1鎖と一本のα2鎖からなるI型コラーゲンをニワトリ皮膚より調製し,キウイフルーツシステインプロテアーゼであるアクチニダインとペプシンで分解し,線維形成における構造的基盤を調べた。両酵素はコラーゲンの異なる場所を切断し,アクチニダイン分解コラーゲン(AHCol)およびペプシン分解コラーゲン(PHCol)のN端およびC端領域のアミノ酸を決定し,AHColのα1鎖のC端はPHColのC端より3アミノ酸(GFD)だけ短いことを明らかにした。GFDを含む9aaぺプチドはAHColの線維形成を弱く阻害したが,AHColの線維形成を促進し,α1鎖のC端領域のGFD配列がマトリックスコラーゲン線維形成において重要であることを示唆した。

シソーラス用語： システインプロテイナーゼ ,  コラーゲン線維 ,  *コラーゲン ,  ペプシン ,  酵素的分解 ,  *細胞外マトリックス ,  アミノ酸配列 ,  ニワトリ ,  皮膚 ,  ヘリックス構造
準シソーラス用語： EC3.4.22.14 ,  アクチニダイン ,  *コラーゲンI型

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (4件)： 分解 ,  I型コラーゲン ,  線維形成 ,  アミノ酸配列