抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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我々はこれまで,ヘテロコア光ファイバセンサを用いた新たな光ファイバセンサネットワークとして,光知覚神経ネットワークを開発してきた。このシステムは,通信及び計測機能を単一ファイバ上で同時に提供することが可能である。先行研究では,1ファイバ上に挿入するセンサ数(センサ多重度)を制限すれば,通信及び計測性能を劣化させずに利用できることを示した。しかしながら,光装置は一般的に高価であり,より少ない機器数や光ファイバケーブル数でシステムを構築できることが望ましい。そのためにも,より高いセンサ多重度を設定可能なことが求められる。そこで新たに,通信及び計測性能を維持しつつ,センサ多重度を向上可能なシステムを提案する。提案システムでは,損失の発生時間が短いセンサモジュールを利用し,センサ多重度の増加による通信品質の劣化を軽減する。本論文では,実機を用いた実験により,センサ多重度と通信品質の関係を明らかにした。また,シミュレーション実験から提案システムの性能を評価した。更にその実験結果を踏まえ,システムの設計及び計測性能向上について検討し,その基本的アプローチを示した。(著者抄録)