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J-GLOBAL ID：201002233981104894   整理番号：10A0821203

チャを加害するマダラカサハラハムシ(マダラアラゲサルハムシ)の発生生態

著者 (2件)： 小澤朗人 (静岡県農林技研 茶業研究セ) ,  吉崎真紀 (静岡県農林技研 茶業研究セ)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 64  号： 8  ページ： 541-545,497(2)  発行年： 2010年08月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マダラカサハラハムシの加害が増えている中で,本種の発生生態を紹介する。本種は単為生殖する。樹皮の隙間や落葉等に産卵すると思われ,卵は25°Cでは10日あまりで孵化する。25°C辺りが産卵に最適で30°C以上は産卵,生存に不適と考えられる。落葉の中などで成虫により越冬し,4月頃1番茶の新芽を加害する。生活環は,8月頃新成虫が羽化し,チャの秋芽を食害した後,9~10月にかけて葉層下の落葉などに産卵する。孵化幼虫は土中に移動し,越冬しおそらく6~7月に蛹化する。越冬中の生存率は総じて低い。年1化の可能性が高い。

シソーラス用語： *チャ ,  *ハムシ科 ,  *発生生態 ,  *単為生殖 ,  産卵 ,  越冬 ,  *ライフサイクル ,  生存率 ,  *害虫
準シソーラス用語： Demotina fasciculata ,  マダラアラゲサルハムシ ,  *マダラカサハラハムシ

分類 (2件)： し好料作物  (FC03076D) ,  昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U)

引用文献 (13件)：

• 今坂正一 (2010): 自然系調査掲示板 http://www.coleoptera.jp
• ISONO, M.(1988): Jpn. J. Ent.56: 402~409.
• - (1990): ibid.58: 541~554.
• 片井祐介・信田 恵 (2007): 関西病虫研報 49: 81~82.
• 南川仁博・刑部 勝 (1979): 茶樹の害虫, 日本植物防疫協会, 東京, p. 207~208.

タイトルに関連する用語 (3件)： チャ ,  マダラカサハラハムシ ,  発生生態