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J-GLOBAL ID：201002234096042853   整理番号：10A1614797

非農業者住民の農村資源保存活動への参加動機を決定する要因解明~倉敷市祐安地区の揚水水車を事例として~

Clarification of the determinant of participating motive of non-farmer residents for conservation action of rural resources-The case study of Irrigation Water in Sukeyasu district-

著者 (5件)： 廣瀬裕一 (農研機構 農村工研) ,  松森堅治 (農研機構 農村工研) ,  島武男 (農研機構 九州沖縄農業研究セ) ,  嶺田拓也 (農研機構 農村工研) ,  石田憲治 (農研機構 農村工研)
資料名： 農村計画学会誌  (Journal of Rural Planning)
巻： 29  号： 論文特集号  ページ： 185-190  発行年： 2010年11月30日 
JST資料番号： Y0829A  ISSN： 0912-9731  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 非農業者住民の農村資源保存活動への参加動機を決定する要因を明らかにした。三坂の環境問題の認知・行動モデルを援用した。動機が形成されるプロセスに着目して,責任感を除いたモデルを設定して知識,関心,規定要因との関係を解析した。倉敷市祐安地区を対象に調査し,揚水水車保全活動への参加動機を決定する要因を明らかにするために,アンケート調査を実施して因子分析と重回帰分析を行なった。その結果,現在の規模での揚水水車の利用継続は困難であるが,一方,揚水水車のある風景の保存活動が有効と考える。揚水水車の「情報」の知識の有無が,属性に拘わらず非農業者住民の揚水水車保存活動参加動機の決定に影響を及ぼす。

シソーラス用語： アンケート ,  因子分析 ,  多重回帰分析 ,  *揚水 ,  *水車 ,  地球温暖化 ,  温室効果ガス ,  *動機づけ ,  認知モデル ,  意思決定 ,  環境保全
準シソーラス用語： アイデンティティ ,  環境リスク ,  環境行動 ,  環境配慮行動 ,  景観形成 ,  行動モデル ,  社会心理学 ,  重回帰分析 ,  地域資源 ,  地域性 ,  認知行動モデル ,  農村景観

分類 (1件)： 都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D)

引用文献 (13件)：

• 1) 内閣府:食料・農業・農村の役割に関する世論調査,〈http://www8.cao.go.jp/survey/h20/h20-shokuryou/index.html〉,2008/11/17,2010/04/07.
• 2) 高木修ら(2008):『環境行動の社会心理学』,北大路書房,京都.
• 3) 広瀬幸雄(1995):『環境と消費の社会心理学』,名古屋大学出版会,名古屋.
• 4) 水谷陽介ら(2006):ため池の環境保全活動に対する住民意識と保全活動の活性化方策-兵庫県加古川市の寺田池保全活動を対象として-,農村計画学会誌論文特集号,vol.25,257-262.
• 5) 加藤潤三ら(2007):集団説得による農家の濁水削減行動の促進-地域レベルの環境問題解決に向けた実践的アプローチ-,コミュニティ心理学研究,第11巻1号,90-106.

タイトルに関連する用語 (11件)： 農業者 ,  住民 ,  農村 ,  資源保存 ,  活動 ,  参加 ,  要因 ,  倉敷市 ,  地区 ,  揚水 ,  水車