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J-GLOBAL ID：201002234312488748   整理番号：10A0729879

磁気構造の第一原理分子動力学理論及びそのMn₃Ptへの適用

First-Principles Molecular Dynamics Theory of Magnetic Structure and Its Application to Mn₃Pt

著者 (1件)： UCHIDA Takashi (Hokkaido Inst. Technol., Sapporo)
資料名： Activity Report. Materials Design and Characterization Laboratory Supercomputer Center, Institute for Solid State Physics, University of Tokyo  (Activity Report. Materials Design and Characterization Laboratory Supercomputer Center, Institute for Solid State Physics, University of Tokyo)
巻： 2009  ページ： 100  発行年： 2009年 
JST資料番号： J1494A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 三次元フラストレートシステムであり,これまで遍歴電子磁性理論の観点からは理論的に解析されてこなかった八面体反強磁性Mn₃Pt合金に分子動力学(MD)を適用して調べた。強束縛線型マフィン-ティン軌道(TB-LMTO)Hamiltonianを形成するTB-LMTO原子球近似形式に基づいてMn₃Ptの非磁性電子構造計算を行った。非磁性Mn-dバンドはX点近くでほぼフラットであった。非磁性状態密度の中でMn-Eg状態は二つの主ピークの間にサブピークを作った。Fermiエネルギーの位置はDOSサブピークのそれと一致した。Neel温度よりも十分に低い25Kにおける3×3×3のユニットセルを使用して数値計算した。600ステップに及ぶ時間平均法により得た結果は実験により予想されているのとほぼ同じMnLMの非共線配置を示した。しかし,システムサイズが小さいために確固とした結論を得ることはできなかった。

シソーラス用語： 磁気構造 ,  *白金合金 ,  マンガン含有合金 ,  金属間化合物 ,  磁性合金 ,  *反強磁性体 ,  *フラストレーション効果 ,  強束縛近似 ,  分子動力学 ,  三次元 ,  八面体 ,  *電子構造 ,  Fermi準位 ,  Neel温度 ,  数値計算 ,  遍歴電子模型
準シソーラス用語： 巡回電子模型 ,  *第一原理計算 ,  Fermiエネルギー

分類 (2件)： 金属結晶の電子構造  (BM02050C) ,  磁性理論  (BM06020X)

タイトルに関連する用語 (4件)： 磁気構造 ,  第一原理 ,  分子動力学 ,  理論