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J-GLOBAL ID：201002234362245021   整理番号：10A0531341

微視的規模で協調的蛋白質吸着事象を理解する:実験データとモンテカルロシミュレーション間の比較

Understanding Cooperative Protein Adsorption Events at the Microscopic Scale: A Comparison between Experimental Data and Monte Carlo Simulations

著者 (3件)： RABE Michael (Univ. Zurich, Zurich, CHE) ,  VERDES Dorinel (Univ. Zurich, Zurich, CHE) ,  SEEGER Stefan (Univ. Zurich, Zurich, CHE)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 114  号： 17  ページ： 5862-5869  発行年： 2010年05月06日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 幾つかの実験研究において,協調効果は生体表面上の蛋白質吸着事象に主要な役割を演じる。この分野で幾つかの研究があるにもかかわらず,協調効果を含む分子吸着機構は今なお議論が残されている。これらの背後にある分子詳細を解明することは生体界面の活性度と機能を調整する過程を理解するのに極めて重要である。Langmuir型協調的蛋白質吸着の背後にある微視的詳細を調べるため,モンテカルロシミュレーションを使用した。蛋白質,ウシ血清アルブミンは占有領域表面に接近すれば,蛋白質は必ずしも拒否されないことを通して先に提案した機構を履行するためシミュレーションを設計した。その代わり,有効な最近接吸着部位に達するため,先行吸着した蛋白質の影響によりある距離の間横向きに移動できることを示唆した。超臨界角蛍光顕微鏡技法を用いることによって得た実験データとシミュレーション結果を比較した。移動距離は調べた系に依存する蛋白質の直径の2.5倍に至るまであることを見いだした。このシミュレーション結果と因果関係にある文献中で報告した線形または上方凹面状吸着速度論がこの移動機構に一般的妥当性を支持した。更に,表面上での協調的条件のもとで吸着した蛋白質の自己組織化は実験的観測とも一致している蛋白質の表面分布における密度不均一性を必ず生じることを示した。

シソーラス用語： *吸着等温式 ,  *協同現象 ,  吸着平衡 ,  *血清アルブミン ,  吸着速度 ,  不均一性 ,  自己組織化 ,  因果律 ,  蛍光顕微鏡 ,  臨界 ,  角度依存性 ,  計算機シミュレーション ,  モンテカルロ法
準シソーラス用語： Langmuir吸着等温式 ,  ウシ血清アルブミン ,  モンテカルロシミュレーション ,  因果関係 ,  吸着モデル ,  協調効果 ,  表面密度 ,  臨界角

分類 (2件)： 物理的手法を用いた吸着の研究  (CB12043P) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

タイトルに関連する用語 (7件)： 規模 ,  協調 ,  蛋白質吸着 ,  事象 ,  理解 ,  実験データ ,  モンテカルロシミュレーション