抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1950年代後半から60年代の緑地計画についてグリーンベルト政策を中心に概観した。58年の首都圏基本計画は,既成市街地,近郊地帯,周辺地域の3つのリングで構成して策定され,緑地を対象とする政策が都心部から同心円状に多摩部に移行していった。1)首都圏整備計画が既成市街地における都市計画公園の配置の基本となった。2)区外周部に指定されていた緑地地域は解除されたが,多摩部近郊地帯は形をかえた緑地帯として現在も残っている。3)近郊地帯の外側では,市街地開発区域内の公園整備や多摩ニュータウン建設が行なわれた。区域区分には緑地保全という認識はなかった。都市に緑地を確保する問題は総合的な都市政策と捉えるようになったが,広域自治体の役割を再考する必要がある。