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J-GLOBAL ID：201002234558842796   整理番号：10A0912658

日本語ワープロのユーザ中心設計を振り返る

Review the user centered design progress of Japanese word processor

著者 (1件)： 土井美和子 (東芝)
資料名： 電気学会電気技術史研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： HEE-10  号： 13-15  ページ： 1-4  発行年： 2010年08月30日 
JST資料番号： L1055A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東芝における日本語ワープロの開発の歴史を回顧した。商品開発に当たって,かな漢字変換における同音異義語の処理問題を日本語文法の精緻化や共起関係辞書の利用,学習機能の搭載によって解決した。また,可搬型ワープロを実現するために,小型化・低価格化とともに,操作性の維持に向け,入力のデフォルトモードを上書きモードから挿入モードへと変更したほか,電源断などで処理が中断しても,それまでの入力を可能な限り復旧する機能を搭載するなど,様々な工夫を凝らした。日本語ワープロの開発で培った形態素解析などの自然言語処理技術は,現在多くの東芝製品に応用されている。

シソーラス用語： 日本語 ,  文書処理 ,  *ワードプロセッサ ,  システム設計 ,  可搬型 ,  言語処理系 ,  技術開発

分類 (1件)： 計算機方式・ハードウェア一般  (JC01000W)

引用文献 (6件)：

• Tsutomu Kawada, Shin-ya Amano, Ken-ichi Mori, Koji Kodama, Japanese word processor JW-10, Proc. of COMPCON Fall, 238-242, 1979.
• Koji Kodama, Jiro Yoshii, Kenichi Mori, Tsutomu Kawada, The Japanese word processor JW-10, Information Processing 80, Proc. of IFIP Congress 80, 139-143, Tokyo, Japan & Melbourne, Australia, 1980.
• Kenichi Mori and Tsutomu Kawada, From kana to kanji: word processor in Japan, IEEE Spectrum. Vol.27, No.8, 46-48, 1990.
• Miwako Doi, User Interface Design of Japanese Word Processor, 11^thSystem Symposium, SICE (1985).上井美和子、日本語ワ--ドプロセッサのユーザインタフェ--ス設計、第11回システムシンポジウム、計測自動制御学会 (1985).
• Miwako Doi, Summary Notes Preparation for end users based on evaluation experiments, Progress in Human Interface, Vol.l, pp. 27-34(1992). 土井美和子、評価実験に基づいたエンドユ--ザ向けサマリノ--トの作成、Progress in Human Interface, Vol.1, pp. 27-34(1992).

タイトルに関連する用語 (3件)： 日本語 ,  ワープロ ,  ユーザ中心設計