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J-GLOBAL ID：201002234562551780   整理番号：10A0535062

D-アミノ酸はバイオフィルム分解を引き起こす

D-Amino Acids Trigger Biofilm Disassembly

著者 (6件)： KOLODKIN-GAL Ilana (Harvard Univ., MA, USA) ,  ROMERO Diego (Harvard Medical School, MA, USA) ,  CAO Shugeng (Harvard Medical School, MA, USA) ,  CLARDY Jon (Harvard Medical School, MA, USA) ,  KOLTER Roberto (Harvard Medical School, MA, USA) ,  LOSICK Richard (Harvard Univ., MA, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 328  号： 5978  ページ： 627-629  発行年： 2010年04月30日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バクテリアやプランクトンによって形成されるバイオフィルムには寿命がある。バイオフィルムを分解する因子を調べる目的で,Bacillus subtilisの培養液から調製したならし培地の効果を調べた。その結果,ならし培地に含まれるD-ロイシン,D-メチオニン,D-チロシン及びD-トリプトファンはバイオフィルムの形成を阻害するとともに,既に形成されたバイオフィルムを分解することがわかった。これらのD-アミノ酸は,B.subtilisが分泌する糖蛋白質に取り込まれ,その糖蛋白質がアンカーとしての役割を果たさなくなることがわかった。更に,これらのD-アミノ酸はStaphylococcus aureusとPseudomonas aeruginosaが形成するバイオフィルムも分解することがわかった。

シソーラス用語： *生物膜 ,  分解 ,  *アミノ酸 ,  枯草菌 ,  糖タンパク質 ,  黄色ぶどう球菌 ,  緑膿菌 ,  アンカ ,  培地 ,  フレームシフト突然変異 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  分枝鎖アミノ酸
準シソーラス用語： Bacillus subtilis ,  *D-アミノ酸 ,  Pseudomonas aeruginosa ,  Staphylococcus aureus ,  ならし培地 ,  バイオフィルム形成 ,  細菌性バイオフィルム ,  *分解作用

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  生体膜一般  (EF04010G)

物質索引 (4件)： D-チロシン ,  D-トリプトファン ,  D-メチオニン ,  D-ロイシン

タイトルに関連する用語 (3件)： D-アミノ酸 ,  バイオフィルム ,  分解