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J-GLOBAL ID：201002234586528266   整理番号：10A0950473

AlとZrの同時電析法によるZrを含むNiアルミナイド表面層の形成とその耐サイクル酸化性

Formation of Ni Aluminide Containing Zr by Synchronous Electrodeposition of Al and Zr and Cyclic-Oxidation Resistance

著者 (4件)： 福本倫久 (秋田大学工学資源学部材料工学科) ,  横田剛志 (秋田大学工学資源学部材料工学科) ,  原基 (秋田大学工学資源学部材料工学科) ,  成田敏夫 (北海道大学大学院工学研究科)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 74  号： 9  ページ： 584-591 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Niアルミナイドは耐酸化性コーティング材料として期待され,ZrおよびHfのような活性元素を少量添加することによってAl₂O₃皮膜の剥離が抑制され,耐サイクル酸化性が著しく改善されることが報告されている。本研究では,コーティングプロセスの簡略化を目的に,AlとZrの同時電析法によりZrを少量含むNiアルミナイド膜形成の可能性を検討した。浴中へのZrF₄の添加量を0.05mol%まで減少してAlとZrの同時電析を行うと,Ni₂Al₃層およびNiAl₃層から構成される電析層が生成し,電析層表面部にZrAl₃から成ると推察される析出物が生成した。同時電析を行った試料は,1423Kのサイクル酸化試験において極めて高い耐サイクル酸化性を示した。

シソーラス用語： *表面処理 ,  被覆 ,  *ニッケル合金 ,  アルミニウム含有合金 ,  金属間化合物 ,  ジルコニウム添加合金 ,  ハフニウム添加合金 ,  電着 ,  処理 ,  *耐酸化性 ,  高温酸化 ,  試験 ,  フッ化物 ,  ジルコニウム化合物 ,  濃度依存性 ,  アルミニウム合金 ,  ジルコニウム含有合金 ,  析出物 ,  酸化膜 ,  保護膜 ,  酸化アルミニウム ,  密着性 ,  界面 ,  表面構造 ,  電解槽 ,  フッ化アルミニウム ,  走査電子顕微鏡 ,  電子プローブX線分析 ,  表面被覆 ,  熱サイクル試験 ,  界面構造 ,  腐食 ,  高温腐食 ,  酸化腐食 ,  化成皮膜 ,  構造
準シソーラス用語： 電析 ,  同時処理 ,  界面組織 ,  EPMA【表面分析】

分類 (1件)： 電気めっき  (WC08023B)

引用文献 (13件)：

• 1) A. S. Kahn, C. E. Lowell and C. A. Barrett: J. Electrochem. Soc. 127(1980) 670-678.
• 2) T. T. Chang, Y. C. Pan and T. H. Chuang: J. Alloy. Compd. 243(1996) 126-132.
• 3) B. A. Pint: Oxid. MET. 45(1996) 1-37.
• 4) J. A. Haynes, B. A. Pint, K. L. More, Y. Zhangand and I. G. Wright: Oxid. MET. 58(2002) 513-544.
• 5) K. Kurokawa, S. Kawata, A. Yamauchi, S. Watanabe and T. Narita: Report of 123^rd Committee on High Temperature Metals and Alloys, Japan Soc. for Promotion of Science 46(2005) 311-316.

タイトルに関連する用語 (8件)： Al ,  Zr ,  電析 ,  Ni ,  アルミナイド ,  表面層 ,  サイクル ,  酸化