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J-GLOBAL ID:201002234628094229   整理番号:10A0531347

部位選択相互作用:増強蛍光と三重項収率を有するスクアライン染料-血清アルブミン複合体

Site-Selective Interactions: Squaraine Dye-Serum Albumin Complexes with Enhanced Fluorescence and Triplet Yields
著者 (4件):
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巻: 114  号: 17  ページ: 5912-5919  発行年: 2010年05月06日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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スクアライン染料の立体因子がヒト(HSA)とウシ血清アルブミン(BSA)との結合に及ぼす効果を報告した。ビス(2,4,6-トリヒドロキシフェニル)スクアライン(1),ビス(3,5-ジブロモ-2,4,6-トリヒドロキシフェニル)スクアライン(2)及びビス(3,5-ジヨード-2,4,6-トリヒドロキシフェニル)スクアライン(3)を用い,光物理,キロプチカル,生物物理及び顕微鏡技法によって1~3がSAと極めて効率的に相互作用し,疎水性,水素結合及び静電相互作用の相乗効果を含む部位選択性を示すことを特性化した。これらの複合体の会合定数はBSAと2及び3に対してそれぞれ4.9×106と4.1×105/Mであり,一方,HSAは6.0×106と9.9×105/Mの比較的高い会合定数を示した。時間分解蛍光,変位付き蛍光分析及び円偏光二色性研究から部位選択の極めて明確な区別を確認した。1に比較して2と3に存在する重原子サイズの増加と共にSA中の比較的小さな結合部位(部位I,ドメインII)以上に主要結合部位(部位II,ドメインIII)に対する親和性増加は部位選択性を決定する上で主要役割を有している。報告した部位I結合剤ダンシルアミンと良く一致するFoerster理論を用いエネルギードナーとアクセプタ間の距離を計算した。対照的に,アルブミンのドメインIIに存在するトリプトファン(Trp-24)と染料2及び3間に電子移動を観測せず,これらの誘導体が立体拘束により部位Iで効率的結合をしないが,部位IIと優先結合することを指示した。HSAの存在で2と3のレーザ閃光分解研究は緩衝液で比較したとき,三重項寿命と量子収率における約2.5倍の増強を示した。1~3のユニークさはそれらがSAの部位IIで置換基サイズ依存選択性示すことと「ターンオン」蛍光強度と同様に増強三重項寿命と量子収率を通した事象を信号化することを示し,それによってNIR非共有結合蛋白質標識と光線力学治療剤としてそれらの可能性を指示した。
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分類 (2件):
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蛋白質・ペプチド一般  ,  有機化合物のルミネセンス 
物質索引 (3件):
物質索引
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